第4回学生チャレンジ企画実施企画書

産学連携による小笠原トマトPRデザインプロジェクト

企画団体
大学院デザインチーム

実施期間
5月1日~11月30日

企画概要

東京都の元職員である渡邊さんが今年の2月にデザイン学科卒業展を訪れ、トマトのポスター作品を観て、
小笠原トマトのPRに役立てないかと考えました。渡邊さんは、八王子市清川町まちづくりの会長をしており、
デザイン学科の永見先生がまちづくりアドバイザーとして参加しています。その縁で卒業展を訪れていました。

小笠原諸島は自然豊かな南国の島で、2011年にユネスコの世界自然遺産に登録されています。
小笠原の産業は主に漁業と父島の観光と母島の農業が中心で、パッションフルーツ、パパイヤやマンゴーなどの
熱帯果樹、トマトなどが代表的な農作物です。いずれも品質評価は高いのですが、宣伝があまり進んでいないため
知名度が低く、東京都の支援により成り立っている状況です。

渡邊さん、永見先生と小笠原JA母島店の門脇さんが相談して、
小笠原農業振興のデザイン提案に私たちが協力することになりました。

本プロジェクトの目的は、小笠原農産物という品質の高い素材に私たちデザイン科のデザイン力で結びつけて、
消費者にアピールできるポスターやケースなどのデザインを産学連携で制作することです。

卒業展の1枚のポスターが小笠原と私たちを結びつけました。卒業生からのバトンを受けて、
デザインの力で地域振興に貢献したいと思います。

期待される効果

1) 小笠原諸島の地域振興
ポスターやパッケージなどのデザインを提案し、従来のデザインを改新します。
訴求力を持ったデザインで消費者と小笠原農作物を結びつけます。
また生活用品、文化、芸術の様々な専門分野を学ぶメンバーが互いに協力し、多角的なアプローチを検討しています。小笠原を訪れ、農家の方に話を聞き、農作業を手伝い、現地の人と同じ目線に立つことで地域に根付いた多様な企画を展開できます。デザインの力で、魅力溢れる農作物を広め、小笠原における農業支援の道を拓く。

2) 拓殖大学のPR
デザインされたポスターなどを通して、デザイン学科の作品を対外的にアピールできます。
世界遺産である小笠原諸島の地域活動に関わることで、拓殖大学のPRにつながります。
本企画の契機であった卒業展での結びつきのように、拓殖大学と地域を結ぶきっかけとなります。
デザインの支援を通して、小笠原諸島への地域貢献、拓殖大学のPRという成果を挙げられるよう、挑戦する。

プレゼンの際に指摘を受けた流通方法について、現地調査では関係者から話を聞き、
どのような流通があり、効果的な協力の仕方を検討したいと思います。

実施計画内容

(1)計画概要

小笠原を訪れ、農家の方に話しを聞き、農作業を手伝い、現地の人と同じ目線に立つことで、現地の人の思いやりや地域の特性を把握します。
チームミーティングを繰り返し行い、小笠原母島の理解を共有します。
実地調査で得た知見を踏まえ、地域に根付いた多様な企画を展開します。
また、商品のブランド化を進めるために、ネーミング、パッケージデザイン、
ポスターの制作を行う予定です。デザイン案やPR方法を検討し、
小笠原の関係者との協議を行いながら、最終的な成果物であるPR媒体を制作し、小笠原母島に納品します。

(2)作業と手順

①作業計画の立案、小笠原の地域や特産物の理解
②小笠原応援団*や現地の人とのミーティング
③小笠原母島の現地調査 メンバー4名(費用は自分たちの持ち寄り)で参加
④デザイン案やPR方法の検討
⑤デザインの洗練
⑥PR媒体の作成・納品

(3)実施期間

平成25年5月1日~平成25年11月30日

*小笠原応援団:渡邉さんの声掛けで集まった東京都産業労働局の武田さん、東京都農業会議の橋本さん、
東京都農業共済組合の小林さん、小笠原協会の二宮さん、グラフィックデザイナーの青木さん。

(4)スケジュール

5月15日 作業計画の立案、小笠原の地域や特産物の理解、
母島トマトの試食と写真撮影
20日 小笠原応援団注)や現地の人との顔合わせ
21日 ミーティング
28日 ミーティング、パッションフルーツの試食と写真撮影
6月4日 ミーティング
7月 小笠原母島の現地調査(7月23日~7月28日)
8月 デザイン案やPR方法の検討
9月 PR媒体の作成
10月 デザインの洗練
11月 PR媒体の完成と納品

予算計画

奨励金 190,000円

  品名 単価 個数 小計
交通費 高尾駅~竹芝駅(JR) 2,140 4 奨励金 8,560
東京~父島(おがさわら丸) 45,000 4 奨励金180,000
父島~母島(ははじま丸) 10,960 4 43,840
宿泊 母島で3泊 15,000 4 60,000
飲食費6日間 10,000 4 40,000
消耗品 プリント用紙、インク 2,500 一式 25,000

合    計

357,400

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