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館ヶ丘団地新設の地域食堂「たてキッチンさくら」
を支援するデザインプロジェクト
企画の概要
八王子国際キャンパスに近接する館ヶ丘団地は、高齢化率(65歳人口の割合)54%、そのうち約半数(800人)が独居者という「超高齢化団地」である。同団地では、2016年の団地内スーパーの閉店(3ヶ月間)を契機として、高齢者の健康支援を主目的としたボランティアグループ「団地応援団」が結成され、以降、市開設の支援施設「ふらっとカフェ」を拠点に、定期的な弁当の調理販売を続けている。その活動の目途は「地域支援・住民活動の核となる地域食堂の開設」であったが、今年度9月、募金や出資金、市の補助金を原資として、商店街の一角に「たてキッチンさくら」を開店する運びとなった。しかし、現状の原資では、食堂として最低限の設備が施工されるのみであり、地域活動の核としての空間デザインや、利活用の仕組みづくりについては、ほとんど白紙状態である。今回、私たちCDSは、同グループ代表・水谷徳子さんらの協力依頼に応えるため、同地域食堂の魅力を高めるデザインプロジェクトに取り組む。具体的には、飲食スペースの左右両壁を対象として、2種の「ミナカベ(みんなの壁)」を設計、製作、施工するとともに、その利活用法(モノづくりなどのワークショップや展示会など)の案出と呼び水としての実施に取り組む。なお、CDSは同プロジェクトを足がかりとして、長期的に「たてキッチンさくら」の支援を続けるつもりである。
期待される成果・結果
1.空間的魅力の付加による地域食堂の認知度および集客・参加者率の向上。
2.拓大生による支援活動の場づくり、仕組みづくり。
3.多様な「ミナカベ」利活用による地域コミュニケーションの活性化。
実施期間
平成30年6月1日~平成30年10月31日
| 6月初旬 | 関係者とのプロジェクトミーティング |
|---|---|
| 6月上旬 | 企画の案出し |
| 6月下旬 | 「ミナカベ(可動式多目的インフォメーションパネル、可動式展示用プラットフォーム)」の設計および利活用法の案出 |
| 7月上旬 | 施工中店舗の視察および施工に関する打ち合わせ |
| 7月中旬 | 館ヶ丘団地に足を運び、告知 |
| 7月下旬 | 「ミナカベ」の製作 |
| 8月中旬 | 「ミナカベ」の施工 |
| 8月下旬 | イベントの材料の買い出し |
| 9月初旬 | 「たてキッチンさくら」開設支援 |
| 9月中 | 食堂休業日におけるワークショップ等の実施 |
| 10月下旬 | 報告書作成 |
企画経費
総経費 200,000円
| (1)消耗品費 | 90,000円 |
|---|---|
| (2)消耗品費 | 80,000円 |
| (3)消耗品費 | 20,000円 |
| (4)施工費 | 10,000円 |
メンバー一覧
| 氏名 | 学科 学年 |
|---|---|
| 高橋 拓夢 | 工学研究科 1年 |
| 寺嶋 裕 | デザイン学科 4年 |
| 依田 宗樹 | デザイン学科 4年 |
| 新井 貴瑛 | デザイン学科 4年 |
| 尾崎 瞳 | デザイン学科 4年 |
| 下地 涼 | デザイン学科 4年 |
| 手塚 吏音 | デザイン学科 4年 |
| 松本 真依 | デザイン学科 4年 |
| 氏名 | 学科 学年 |
|---|---|
| 山田 望優 | デザイン学科 4年 |
| ムハマド・アリフ・ビン・ジャミン | デザイン学科 4年 |
| 吉澤 翼 | 国際学科 4年 |
| 佐藤 光瑠 | 国際学科 3年 |
| 菅野 一樹 | 国際学科 2年 |
| 濱島 有理 | 国際学科 2年 |
| 向井 佳乃 | 国際学科 2年 |
| 渡部 瑠璃 | 国際学科 2年 |

