
Special carD GameS~環境問題の現状を知ろう~
- 団体名 ES(Environment Savers)
- 代表者 商学部 経営学科 3年 宮本 彩衣
活動記録
2024年6月23日~2025年1月24日 | |
6月23日 | 日本科学未来館訪問 |
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7月10日 | えこっくる江東訪問 |
7月19日 | カード内容決定 |
7月24日 | パナソニックセンター訪問 カードゲーム試作品制作開始 |
8月24日 | 試作品をもとにテストプレイ会①を実施 |
9月7日 | テストプレイ会②を実施 |
9月9日 | 前回のテストプレイ会をもとにカード修正 |
9月11日 | 株式会社萬印堂にカードの印刷を依頼 |
9月19日 | 紅陵祭に向けて準備開始 |
10月2日 | nstagramにカード内容の説明を投稿開始 |
10月10日 | 文京キャンパスに紅陵祭宣伝用ポスターを掲示 |
10月21日 | 小日向台町小学校に紅陵祭宣伝 ポスターを配付 |
10月24日 | カード完成 |
10月28日 | ゲームの説明書作成のためテストプレイ会③を実施 |
10月31日 | 紅陵祭で展示するための模造用紙作成 |
11月2~4日 | 紅陵祭にてカードゲーム体験会を実施 |
11月25日 | 他ゼミにカードゲームを貸出 |
2025年1月18日 | 文京区立小日向台町小学校にカードゲーム寄付 |
1月24日 | ゼミのオリエンテーションで使用 |
企画概要
環境問題やSDGsへの関心が高まる中、学ぶ機会はまだ限られています。そこで、小学校高学年から大人までを対象に、楽しみながらSDGsや環境問題への理解を深められるカードゲームを制作しました。このゲームは、環境保護や持続可能な社会の知識を自然に身につけられるよう工夫しています。小学校や紅陵祭などで幅広い世代に楽しんでもらい、SDGsへの興味と関心を育むきっかけを提供したいと考えています。
活動の目的と目標
1.目的
地球環境は私たちの生活に結びついており、多くの環境問題は人間活動が原因で引き起こされています。私たちは環境問題への理解を深め、自分の力でも行動できると伝えるために活動を始めました。その一環として以下のチャレンジを行います。
(1)小学生と教員を対象に、SDGsなどについてのアンケートを実施
(2)アンケート結果を基にカードゲームを制作
(3)私たち自身も学ぶため環境関連施設を訪問
(4)紅陵祭でカードゲームの体験会を開催し、150人の参加を目指す
(5)Instagramで活動や環境問題を発信してフォロワー200人を獲得
(6)ご協力いただいた小学校へカードゲームを提供
(7)環境問題な
どの理解と認知度向上を目指す
私たちは、活動を通して多くの人々に環境問題への意識を高めてもらい、環境に配慮した生活へとつながるきっかけを作ります。また、自分でできることに取り組む力を養います。カードゲームには、環境問題やSDGsに関する課題と解決策を盛り込み、ゲームによって問題解決能力や創造力が高まることを目指しています。
この活動では、子どもたちを中心に大人も楽しく学べる場を提供し、環境問題の知識が身につくよう働きかけていきます。また、地球環境に対する意識向上に努めます。
活動実績の報告
1. 小学生にアンケート実施
文京区教育委員会や小学校と連携しながら、小学生と教員にSDGsに関するアンケートを実施しました。協力を得られた学校が1校のみであったため、アンケートの実施母数が減ってしまったことが課題として挙げられます。



2. 環境関連施設を訪問
カード制作のために、日本科学未来館・えこっくる江東・パナソニックセンターの3つの施設を訪問しました。実際にカードの題材にすることができました。
3. カードの試作
7月下旬からカードゲームの試作を始めました。アンケート内容や学修施設で学んだことを反映させ、手書きでイラストを加えることでよりカードの内容がわかりやすくなるような工夫をしました。
4. テストプレイ会実施
当初予定していた外部のテストプレイ会との連絡をうまく取り合うことができず難航しました。結果として都合が合わず中止になり、ゼミ内でテストプレイを実施する方向へと素早く切り替えたことで、予定通りテストプレイ会を行うことができました。
5. 株式会社萬印堂に印刷依頼
夏休み中の活動では、活動の方向性に関する指示の伝達などで上手く連携できず、テストプレイ会と連絡の不手際が重なり、カードゲームのデータ入稿日が予定より11日遅れてしまいました。印刷所は繁忙期であったため、紅陵祭に間に合わないかもしれない不安に駆られ、焦りが生じました。10月24日にカードが届き、みんな安堵しました。
6.紅陵祭
紅陵祭前までに複数回のテストプレイ会を経て、ルールの再確認や説明書の作成をしました。しかし、紅陵祭1日目のカードゲーム体験会では多くの課題が見つかり、それらを解決するために、1日目終了後、早急にミーティングを行いました。以下が課題と対策です。
(1)来場者数が少ない
紅陵祭1日目では、「カードゲームやっています」「SDGsのカード体験してみませんか」というような声掛けをして集客をしていました。しかし、子どもは興味を持ってくれるものの、大人は「難しそう」という理由で来場をお断りされてしまう状況が続きました。そこで、メンバーからの提案で2日目からは「展示だけでも見ていきませんか」「教室に制作したカードの展示をしていますので見ていってください」というように声の掛け方を変えました。
(2)カード体験の機会損失
実際にカードゲームを体験してくださった方の中には、1人や2人など少人数で来場された方が多くいらっしゃいました。私たちでプレイヤーの人数を賄っていましたが、ゲームをしている際に来場された方の案内ができず、カードゲームの体験ができずに移動されてしまいました。これに対して、私たち経営学科での視点で、案内の効率化を実現しました。具体的には、1団体に対しメンバー1人が対応する形で進めました。1人で来られた方には、次の団体が体験ブースに来るまで待ってもらい、この間にカードやルールの説明をするなどして対応しました。


(3)ルールの改定
ゲーム性を持たせるために制作したカードがプレイヤーの混乱を招いてしまい、ルールの改定をしました。ゲーム体験の機会損失がルールからも生じていたため、1人があがったらゲームを終了したり、持ち札の枚数を減らしたりなどの対策を実行しました。
(4)展示内容について
活動の目的などをスライドショーとしてモニターで映していましたが、モニターの配置と説明の順番がふさわしくないと感じました。まず、私たちについて説明することで、どんな活動をしているのかが明確に伝わるようになると考えました。そこで、スライドショーや活動風景の写真などを入口付近に貼り、来場者の理解を促しました。
このように1日目で多くの課題と対峙し、メンバーのみんなと話し合って解決の糸口を切り出せたことで、2日目からはスムーズな案内が可能になりました。来場者数も1日目が59人だったのに対し、2日目には187人という結果につながりました。


活動成果
1. 成果概要
私たちは、現代の多くの環境問題が人間活動によって引き起こされている現状を広く伝えることを目標に活動を行ってきました。この活動を通して、環境問題やSDGsに対する理解を深め、「自分にもできることがある」という意識を芽生えさせ、行動に移すきっかけを提供しました。
2. 目標の達成度と気づき
紅陵祭でのカードゲーム体験会は目標来場者数150人を掲げていましたが、実際には2倍以上の313人の方にご参加いただき、大人や子どもを問わず、楽しみながら環境問題への理解を深めてもらうことができました。また、SNSを活用した情報発信活動も並行して行い、フォロワー数は目標の200人には届かなかったものの、101人の方にフォローいただきました。SNSの運用の難しさを実感しました。


3. 活動の意義と貢献
この活動の意義は、カードゲームを通じて幅広い層に環境意識を高める機会が提供できたことです。参加者はゲームを通じて具体的な問題とその解決策を学ぶことができました。また、制作したカードゲームを協力校へ提供し、小学校でも学べる環境を整えたことで、持続的な学びの場を提供する意義も果たしました。学びと遊びを融合させることで、大人や子ども双方の学修意欲を高め、家庭や学校全体に環境意識を広げるきっかけとなったと感じています。
4. 活動を通じて身についた力
アンケートやカードゲーム制作を通して課題発見力と問題解決力が身につきました。アンケート結果を反映させながら楽しく学べる内容を模索する過程で、創造的な思考力が養われました。また、紅陵祭で直面した課題に迅速に対処する対応力も培え、チームで協力しプロジェクトを進める力も養われました。
5. 対策の結果と反省
10月以降、SNSを運用するにあたって、目標に掲げたフォロワー数200人に達成するために、投稿数を増やさなければならないと考えました。1週間に2つ以上投稿し、紅陵祭では来場者に直接フォローを呼びかけることで、45人増やすことができました。しかし、現在も目標人数に達成しておらず、もう少し早く運用に力を入れ始めればよかったと思っています。

会計報告
- 活動支援金(支給額) 77,000円
- 活動経費(支出額) 62,659円
- 残金 14,341円
項 目 | 小 計 |
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印刷製本費(カード6セット・ポスター) | 43,182円 |
消耗品費(紅陵祭の装飾費) | 4,180円 |
旅費交通費 | 12,777円 |
その他(日本科学未来館入館料) | 2,520円 |
合 計 | 62,659円 |
- 活動支援金(支給額) 77,000円
- 活動経費(支出額) 62,659円
- 残金 14,341円
項 目 | 印刷製本費(カード6セット・ポスター) | 小 計 | 43,182円 |
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項 目 | 消耗品費(紅陵祭の装飾費) | 小 計 | 4,180円 |
項 目 | 旅費交通費 | 小 計 | 12,777円 |
項 目 | その他(日本科学未来館入館料) | 小 計 | 2,520円 |
合 計 | 62,659円 |