第3回 学生チャレンジ優秀企画学チャレ・レポート!

学生チャレンジ企画、いよいよ始動!
優秀企画に選ばれたチームが実際に活動する様子を、ホームページで皆さんにお伝えします!

0805

CASE3 工学部デザイン学科 工藤研究室
八王子の山車文化継承をサポートする
対象活動 八王子まつり 南町 山車巡行
参加者
◎拓殖大学
 工藤研究室 8名
◎東京都八王子市 南町(受け入れ先)
 南町々会町会長 平澤 東 様
 南町山車ガイド 井上 公雄 様
 他 南町のみなさん

実施内容


3つの町の山車が集結。祭りを盛り上げる

「八王子の山車文化継承をサポートする」という企画で優秀企画を受賞した工藤研究室。
8月4日と5日の二日間、企画のメイン活動である八王子まつりに参加し、南町の山車巡行をサポートしました。

※関東有数の山車まつりといわれる「八王子まつり」。
100年の歴史があり昭和20年8月の八王子空襲による戦火で多くの山車が失われるも、
現在は19の山車が復元。11台は八王子市の有形文化財に指定されています。
灯火によって浮かび上がる伝統彫刻、それを曳き回す人々の姿は壮観で迫力があります。

取材当日(まつり最終日)。

学生たちは、拓殖大の名前の入った半纏を用意して着用。祭り気分を盛り上げます。
集合写真撮影のあと、山車巡行がいよいよスタート。 山車文化継承のために祭りを盛り上げるぞ!と、真夏の日差しが照りつける八王子の街へ出発しました。
山車を曳くのは、想像以上に大変なこと。それでもまつりの楽しさを伝えるためには疲れた顔なんてできません。炎天下に負けず肉体を使ってがんばる楽しさも見つけたようでした。
2時間精一杯、山車を曳き回してまつりを盛り上げ、一時休憩に。
皆さん、全身汗まみれになりながらも、爽快感のある顔つきが印象的でした。文化継承を心と身体で感じ取ったチャレンジ企画でした。


ガイドの井上 公雄さんに
南町の山車の歴史を教えてもらいました


揃いの半纏を10セットつくりました


真夏の日差しの中2時間曳き回しました

チャレンジ企画実施の一日。


山車曳き回し終了後の工藤研究室

13:00~ 山車の町内曳き回し
15:00 御輿渡御を迎える
18:00~ 山車の甲州街道曳き回し
19:50 年番送り儀式
21:00 御酒所帰着
22:00 片付け後、山車収蔵庫へ出発

チャレンジ企画を実行してみて。


代表 笠川 芳久さん

◎工学部デザイン学科 工藤研究室 代表 笠川 芳久さん

・活動を始めた理由

八王子市南町の指定文化財である山車。その文化継承のサポートに取り組んできた先輩たちの活動を引き継ぐかたちで参加しました。

・活動をしてみて

昨年は震災の影響で八王子まつりが中止になった分、今年の山車巡行は、いつにも増して盛り上がったようです。
地域の方々と一緒に参加させてもらえることで、いろんな面で勉強になります。 たとえば山車のことはもちろん、地区の伝統などを詳しく教えてもらえたことは、背景を理解しながらまつりを盛り上げることの大切さを実感できました。 お客さんに声援をかけてもらったりすると、ますますこの文化を大事に継承できるよう手助けしたいという気持ちが強くなりました。
昨年、同級生がチャレンジ企画に採用されたので、今年は自分だと思っていました。
実現できてうれしいです。

・今後の計画について

南町はもちろんのこと、幅広く他の町でも活動していければいいと思っています。
チャレンジ企画は、みんなでなにかやろうという気持ちになります。

ご協力いただいた方の声をお聞きください。


平澤 東 町会長

◎八王子市南町々会 平澤 東 町会長

・受け入れ先からみた今回の活動についての印象

もう前向きですね。今日もこんな暑い中、来てくれて。
お揃いの半纏もつくってくれて、とても意気込みを感じました。
いろんな部分で手伝ってくれて、非常に助かっています。

・実際に曳き回してみて

彼らは元気があってよかった。最初は少し臆したようだけど、だんだん馴染んできたようで、自分たちから積極的に輪に入ろうとしていたと思います。
僕らは子供のころから、まつりや山車があるのが当たり前だったけど、学生さんたちにとっては、自分たちの知らない世界にチャレンジするということ。その姿勢がすばらしい。

・今後への期待

大学生はもちろん、中高生や小さなお子さんたちに祭りや山車を知ってもらうよう、継承していくお手伝いをこれからもやっていってほしいと思います。
まつり好きの子供が、昔みたいにたくさん増えるように。 学生さんには、その橋渡しをやってもらいたいと期待しています。
実際に行動を起こし、今現在もその活動を引っ張ってくれている学生さんの行動力は素晴らしい。これからもよろしくお願いします。

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