2012年度(第3回)学生チャレンジ企画 実施報告書

私たちができる地域貢献―小学校での英語活動を通して―

実施内容 成果 反省点・今後の展望 収支報告 ホームページ掲載

実施内容

実施スケジュール2012年6月~2013年2月 八王子市立館小中学校にて

6月1日(金) 館小中学校にて、佐々木副校長先生と会合を持ち、 今後の大まかな流れと日程を調整
6月22日(金) 英語活動の事前準備、および、模擬授業
6月23日(土) 第1回サタスタ英語活動実施
7月20日(金) 英語活動の事前準備、および、模擬授業
7月21日(土) 第2回サタスタ英語活動実施
9月28日(金) 英語活動の事前準備、および、模擬授業
9月29日(土) 第3回サタスタ英語活動実施
10月19日(金) 英語活動の事前準備、および、模擬授業
10月20日(土) 第4回サタスタ英語活動実施
11月14日(水) 勉強会、および、事前打ち合わせ
11月16日(金) 英語活動の事前準備、および、模擬授業
11月17日(土) 第5回サタスタ英語活動実施
12月13日(木) 事前打ち合わせ
12月14日(金) 英語活動の事前準備(プレゼント準備含む)、
および、模擬授業
12月15日(土) 第6回サタスタ英語活動実施(クリスマス企画)
1月18日(金) 英語活動の事前準備、および、模擬授業
1月19日(土) 第7回サタスタ英語活動実施
2月16日(土) 第8回サタスタ英語活動実施(予定)
【これまでの活動内容(サタスタ)】
 サタスタでの英語活動を合計7回(1月時点)実施しました(「サタスタ」とはサタデ―・スタディのことで、館小中学校では月1回、土曜日に学習会を開催しています)。私たちは児童に英語の楽しさを知ってもらうことを第一に考え、各回の活動に取り組みました。活動はサタスタの時間を利用させてもらい(約30分)、毎回、多くの児童(平均25名)に参加してもらえました。
 6月に行われたサタスタでは、英語の歌にある単語を学習してもらいました。単語を憶えた後は、実際にギターに合わせて皆で一緒に英語の歌を歌いました。

サタスタ当日の事前打ち合わせ

 7月のサタスタでは、身体の名称を英語で教えました。それぞれの部位をフラッシュカードやピクチャーカードを用いて憶えてもらい、その後、身体を動かしてその名称当てゲームなどをしました。
 9月は、前回の復習を行い、その後、少し発展させた形で、これまで覚えた英単語をチームごとに分かれて競争で伝える「伝言ゲーム」を行いました。さらに、Jazz chantsというジャズの音楽のリズムに乗せて英語の発音をする練習を行いました。
 10月は、色についての英語を学んでもらいました。その後、チーム対抗の色当てゲームを行いました。最後に皆で英語の歌(London Bridgeなど)を歌いました。

クリスマス会でのギター演奏

 11月は、前置詞(in, on, underなど)についてです。前置詞を含んだ英語の指示を受けた児童が、箱の上や中にボールを置いていく練習をしました。この回からは、高学年(5、6年生)向けに別の教室で簡単なあいさつなどの英語表現を中心とした英会話の教室を始めました。
 12月は、クリスマス企画ということで関連するキャラクターやツリーの英語を練習しました。そしてツリーに、児童に作ってもらった絵を貼りました。
 高学年は「willの使い方」を勉強し、冬休みに何をするかなど英語で発表しました。最後には一堂に介し、文房具のクリスマスプレゼントを贈りました。そして、クリスマスソングを歌いました。 毎回の活動の最後には、英語の楽しさを知ってもらう目的で、ギター演奏(洋楽)を行いました。

英語活動風景

5、6年生対象の英語活動

八王子市立館小中学校の先生方と記念撮影

成果

 計7回に及ぶサタスタでの英語活動において、様々な成果が得られました。まずは児童の英語に対する関心が高くなったということを挙げたいと思います。身体を動かしたり、音楽のリズムに合わせて英語を学んだりすることで、自然と英語になじみ、楽しく学んでくれました。英語ゲームでも児童は喜んで取り組んでくれ、活動の中で、「今、何て言ったの?」、「これってどういう意味?」など、英語に対する関心を示す姿も多く見られました。児童が積極的に英語の単語を発音し、話す意欲が見られ、学ぼうという気持ちを持ってくれたことは一番の成果だったと思います。
 この活動は、小学校の諸先生方、保護者と、たくさんの方から「子供たちが楽しく英語を学んでいる。」、「とても良い活動で本当に感謝している。」などと好評をいただきました。この活動を通して、地域貢献もできたものと考えています。
 また、全体での活動において、子供たちのことを知ることができたのも成果の一つです。子供たちと触れ合った時間は私たちにとって良い経験となりました。仲良くなることで子供たちは安心感や、活動自体にも怖がらずに積極的に参加してくれました。企画の第一の目的でもあった「英語への関心を持たせる」ことは、今回の活動で達成できたと思います。この活動で学んだことをきっかけとして、英語への興味をより強く持ってもらえればと願っています。

反省点・今後の展望

 この活動での反省点としては、準備期間が短かったことが挙げられます。私たちメンバーもなかなか集まれなかったこともあり、準備のための人員が限られたこともあります。結果、活動に使う教材等の用意も時間が掛かり、完成が前日ギリギリになった時もありました。また、英語活動の内容についても、もっと工夫できたのではと思います。メンバーでのミーティングが昼休みの時間内であったこともあり、模擬授業をしてから、それを向上させる討論の時間などがもっと取れれば良かったと思います。
 今回の小学校での英語活動は何もかもが初めての経験で、私たちも戸惑いがあり、うまくいかないこともたくさんありました。そんなときは、佐藤先生に教材を提供していただき、指導していただきながらやってきました。活動を重ねるごとに子供たちとも打ち解け、私たち自身も楽しく活動ができました。この活動は今後も継続したいと思っています。小学校の先生方や保護者の方からも「ぜひ続けてほしい」との応援をいただきました。
 この活動を通して、私たちはとても素晴らしい経験をすることができ、たくさんのことを学びました。これまでの成功例や失敗例などを踏まえて、継続的にこの地域貢献活動にゼミとして取り組んでいきたいと思います。
 学生チャレンジを通して、私たちの大学時代に最も重要な多くのことを学びました。「友情、チームワーク」が築けたこと、英語活動を通して、「人に教えることの大変さ、楽しさ」を学ぶことが出来たこと、そして、地域貢献をして、「人の為になる」ことの喜び、多くのことが経験できました。このような機会と活動を支えてくれた大学に心から感謝します。

収支報告

支出総額 101,054円 奨励金 100,000円

内訳

項目 個数 小計
<交通費>    
文京キャンパスまでの交通費合計 2名 940円
館小中学校までの交通費合計 延べ48名 24,000円
<文房具費>    
コピー・プリント代   12,128円
文房具(画用紙、テープ、ペン、その他)   6,501円
名札   420円
児童へのクリスマスプレゼント用文房具   4,830円
項目 個数 小計
<教材費>    
小学校英語教育関連書籍・教材   9,555円
<ミーティング費>    
軽食代   14,336円
菓子・飲み物代   12,344円
<謝礼費>    
挨拶粗品代   3,000円
<その他雑費>    
小学校の先生方をお招きした反省会   13,000円

合計 101,054円

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子供に英語の楽しさを伝えるために。

Volunteer Team による被災地復興に向けてのスタディツアー 学チャレ・レポート

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