2012年度(第3回)学生チャレンジ企画 実施報告書

Volunteer Team による被災地復興に向けてのスタディツアー

実施内容 成果 反省点・今後の展望 収支報告 ホームページ掲載

実施内容

実施スケジュール平成24年7月~12月25日

7月13日~15日 宮城県石巻市 第一回派遣
7月23日 報告会(学内)
7月29日~8月2日 宮城県石巻市 第二回派遣
9月26日 報告会(学内)
10月 5 日~10月8日 宮城県石巻市 第三回派遣
10月17日 報告会(学内)
12月22日~12月25日 宮城県石巻市 第四回派遣
   

第一回派遣 門脇小学校前で語り部さんに
お話を伺う

第一回派遣 仮設住宅にて

 東日本大震災後、拓殖大学国際学部の学生たちが立ち上がり、被災地復興支援ボランティアを目的とした拓殖ボランティアチーム(以下TVT)を発足しました。
 これまでの主な活動は『現地への派遣活動』『勉強会』『ワークショップ活動』でした。派遣活動の実施においてのTVTの役割は「学生への活動参加のハードルを下げること」が組織としての役割であり、派遣の企画から派遣終了後の活動報告会まで責任を
 持って実行してきました。そのほかにもこの学生チャレンジへの参加や、社会人基礎力
グランプリの参加もTVTの活動の一環として行いました。

第二回派遣 石巻市内でのお祭りの様子

 これまでの派遣活動では、受け入れ先のNGOや活動先で内容は異なっていましたが、どれもマンパワーを必要とするものでした。 共通するのは瓦礫撤去、ヘドロの除去作業などです。 しかし今回のスタディツアーの目的は震災から1年半以上が経過し、人々の被災地への関心が薄れるなか、もう一度被災地に関心を向けてもらうことを目的としています。そのため①復興の真只中にある被災地域の状況を把握し、理解する。②活動して得た知識を多くの人に伝え関心を持ってもらい、できごとを風化させない。③被災地復興活動に貢献する。④現地の方々と交流をする。という4つの目標を掲げました。より多くの学生に被災地に行ってもらいその現状と諸問題を自分の目で見てもらう、それに併せて、現地の方々の交流をし、被災地に再び関心を向けてもらえるような活動を目指しました。

 現地での主な活動は、ひとつ目に現地のNGO団体に受け入れていただき、参加可能なボランティア活動を行いました。仮設住宅をまわりお話を聞き、その中から問題を見つけるというものやお祭りの手伝いなどです。 二つ目は現地の復興支援協議会の語り部の方に、現地で借りたバスに同乗してもらい、被災地を回りながらの現地の過去と現在についてお話ししてもらいました。三つ目は、現地で消費活動をする。そして食事や買い物をしたりすることです。

第一回派遣 NGOの方とミーティング

第四回派遣 仮設住宅にて食事を一緒に作る


これにより、現地のポジティブな面も見ることができました。
 派遣先以外での活動は、出発前に自分なりのテーマを見つけてもらい、派遣後にそのテーマでレポートを書いてもらいました。派遣後には学校で報告会を開きました。レポートをまとめてもらうことで、経験をストックすることができ、さらに他人に話すことで被災地の現状を知ってもらえる機会の拡大につながりました。

成果

【被災地にとって】

 まずは現地で出会ったたくさんの方々を、笑顔にできたことです。若い人たちと接すると、元気をもらえる気がするね。とおっしゃって下さっていたのが印象的でした。さらに被災地で買い物をしたりご飯を食べたりしたことで微力ですが経済の循環に関わることができました。語り部の方のお話の中で、被災地の復興は私たちの力だけではできない。多くの人に被災地に来てもらって、少しでもお金を使ったりしてもらいたい。そして少しでも多く、この土地のいいところを見つけてもらいたい。とおっしゃっていました。また私たちが経験したこと聞いたことを、東京に戻ってきてから周りの人に話すことで、被災地の現状を知らせることができました。周囲の人に話すと多くの人が、テレビの情報と違う、まだまだ復興は遠いという現実に驚いていました。

【私たちにとって】

 スタディツアーに参加してくれた人の多くは被災地を訪れるのは初めてでした。中には被災地はもう復興していると思っている人さえいました。彼らは被災地に連れて行き、現地を見ることで大きく認識が変わりました。現地の人々との交流の中でまるで、現地に祖父母ができたようだとか、親戚ができたみたいだ、と言って現地の人々とのつながりに大きく関心を向けた人もいました。さらに一人ひとりがあらかじめテーマを持つことで、被災地に関する知識も深まりました。報告会を実施するに当たり、参加者に準備をしてもらったので、発表の仕方や人前で話すという経験が、日常の授業などでも役に立ったという人もいました。

 このように、TVTの活動を通し被災地域やそこの人々に関わったこと、そして被災地から遠く離れた場所の人々にも少なからず影響を与えたことが、TVTの活動の成果だと思います。

反省点・今後の展望

 今回の反省は、スタディツアーの参加者のほとんどが、国際学部生であったということです。やはり拓殖大学の名前で活動している以上、国際学部のみならず他学部にも活動に加わって欲しいと思っています。こうなった理由は広報活動に問題があったと思います。広報の方法はポスターの掲示と、説明会の実施でした。ポスターの掲示は全学的にすることができましたが、説明会については、八王子キャンパスの国際学部棟とA館でしか行えませんでした。国際学部棟で行った際には多いときは30名を超える参加者が集まりましたが、A館で行った際は5名ほどでした。広報の難しさに気付かされました。

 改善策としては、SNSやHPを用いてもっと広範囲に告知できるようにすること。また説明会の告知に、もっと力を入れ参加を促すことです。

 今後の展望は、まずTVT全体の組織としての体制固め、次にあらゆる活動に対応できる準備をすることです。私たちの活動はどれをとっても「被災地の復興」を目的とするものであり、その方法は多種多様です。私たちができることを私たちなりに考え行うことで、微力ながらも被災地復興に貢献できればいいと考えています。TVTとして派遣活動を行うことはもちろんのこと、私たちの活動を発信し知ってもらうことによって、他の学生、周囲の人々が刺激され、被災地に足を運んでもらえるよう、活動をしていきたいです。

収支報告

支出総額 354,850円 奨励金 300,000円

内訳

項目 個数 小計
<交通費>    
高速バス 東京→石巻 27名 216,000円
マイクロバス 4回 60,000円
項目 個数 小計
<購入費> 地図   1,050円
<謝礼費> 講演費として 4回 40,000円
ボランティア保険加入費 27名 37,800円

合計 354,850円

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実施計画書

東日本大震災を風化させない

Volunteer Team による被災地復興に向けてのスタディツアー 学チャレ・レポート

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