長尾ゼミナール
文京区(根津・千駄木下町まつり)動画上映会
【拓殖大学】
長尾ゼミ 6名
【受け入れ先】
根津地域活動センター
所長 井原 惠子氏
根津・千駄木下町まつり
秋羽委員長
高橋副委員長
宮田総務部長
斉田事業部長
小谷野所長
(汐見地区活動センター)
「文京区民と外国人住民をつなぐ」を企画骨子として、根津・千駄木下町まつり動画作りを行ってきた
長尾ゼミナールが、12月16日、文京キャンパスで完成した動画の上映会を行いました。
動画は、外国人に日本の文化を触れる機会を提供し、文京区と外国人とのつながりを深めることを目的に、
和円教育学院の留学生の方々と、10月20日の根津・千駄木下町まつりで参加した様子を撮影したものです。
おまつり当日はあいにくの雨。構成を大幅に変更しての撮影でしたが、町の方々の協力により、無事終了。
その後編集作業を続けて動画を完成させました。
上映会では、司会者、ゼミ長の挨拶の後、いよいよ動画を上映。
おまつりの様子や参加した留学生と町内の方の交流や留学生たちの笑顔が楽しげな様子まで映し出されました。
来場者からは、さまざまな感想や意見もいだだき、来年の活動につながる有意義な上映会となりました。
17:15 | 司会者あいさつ |
17:17 | ゼミ長あいさつ |
17:22 | 来場者の紹介 |
17:27 | 代表の豊田より学生チャレンジ企画の概要報告 |
17:37 | 動画観賞 |
17:47 | 来場者からの感想 |
17:57 | 意見交換会 |
18:07 | 長尾教授 挨拶 |
◇非常に楽しく拝見させていただきました。2日目に雨が
降ってしまって残念でしたが、今年のおまつりを参考
にして来年期待しています。ご苦労様でした。
◇撮影は日曜日でしたが、土曜日は小中学校の演奏
など地域と学校が一体となった催し物も多いので、それ
を見てもらえればまた違う感じのおまつりも感じてもら
えたかなと思っています。来年は、ぜひそういうところ
も見ていただければと。
今回の学生さんの活動を見て、異文化の世界の方たち
との交流というのもこれから必要なのかなと思います。
◇地域の住民、幼稚園、小学生、それからお年寄りまでが
手作りで行なっているおまつりです。手作りのおまつり
ということで、動画で取り上げていただいた食べるもの
についても、すいとんとかコンニャクを使った田楽とか、
下町の素朴なお母さんが集まって作ったものです。下町
の良さを全面に出したおまつりです。
動画を拝見し、その点のポイントをしっかりとつかまえ
ていて、出来栄えはなかなか大したものだなというふう
に感じました。
制作した動画の放映
来場者の方々から感想をいただきました
外国人の動画出演者を募るチラシ
◇すごく雨が降って、あの映像でどんな動画ができるんだろうってドキドキして今日来たのですが、
よくまとまっていて、すごいな、というふうに感じました。
留学生達も日本に来るからには、日本の中で色んな交流をしたいっていうのは強く望んでいます。
今度は町会の方々やみなさんと話したり、少しでも触れ合う機会があったら、いいなと思っています。
◇異文化交流の取り組みを達成できるだけの指針になるものを今回の活動で得られのではないかと思います。
代表 豊田 武史
商学部 経営学科 3年
・今回のきっかけ 卒業生の先輩がベトナムで日本人向けのフリーペーパーを制作しており、大変好評という話を長尾先生から伺いました。日本人が海外に行って困っているということは、外国人も日本に来た時に交流の場とか情報が不足しているのではないかと思い立案しました。
・活動の感想 ゼロからのスタートだったので、すごく苦労しました。当初予定していた企画とは大幅に方向転換するこになりましたし。 活動を通して、企画を実施する事前の交渉や協力していただくための準備がとても大切な事だという点がとても勉強になりました。
・今後の活動について 今後の活動としては、年始に行なわれる町内の餅つき大会に参加させていただいたり、 継続的な根津の方々に受け入れていただけるよう関係を深くしていきながら、 留学生をはじめ外国人の方も巻き込んでどんどん活動していきたいなと考えています。今後の活動の中心は後輩がやっていくことになりますが、活動が継続できるようにできるだけサポートをします。
根津地域活動センター
井原 惠子 所長
・受け入れ先から見られた活動の印象
はじめ5月頃にお話しをいただいたんです。その時はどういう企画で
何をしたいのかが伝わってこなかったっていうのが正直な気持ちでした。
もう一度「下町まつり」が何をやっているのか、よく調べてお越しくだ
さいというお話をさせていただきました。
その後、地域を知るために学生さん達は「夏季レク」という子供向け
イベントに参加していただいたり、根津・千駄木地域のことをよく調べ
直して、下町の良さを感じ、地域を理解しようと努力された結果、
2回目の企画書をいただいた時はすごく伝わってきました。
ずいぶん考えたんだなと。
自分たちが下町のことを理解しなければ、外国人の方々とのパイプ役にはなれないですからね。
・今後、学生に期待することとは
町の人から、「今度も拓大を呼ぼう」「こないだのまつり、学生もくれば
よかったのに」などの声があがるくらい学生さんが徐々に町に浸透し始めています。
この動画だけで終わらせるには、「もったいないな」と思っています。
おまつり以外でも、異文化の交流という視点の中で互いにいい関係を続けていきたいですね。
和円教育学院
庄野 惠子 教務主任
・留学生の方が参加した印象
参加した留学生の作文の中に「たくさん笑ったから楽しかった」という
のがありまして、これが基本なのだなと思いました。今までは地域に参加
させたいとけれどご迷惑になるのじゃないかと心配になる部分が
大きかったのですが、言葉が分からないなりにも参加して、
日本人が大勢いる場所でいっぱい笑って楽しい機会があれば、本当のコミュニケーションになると実感しました。
・今後の活動への期待
今回のような学生さん主体の活動に、最近の大学も変わって
きたと思いました。これからの社会人を育てていく大学の企画として、
いい取り組みだと感じています。
また一緒にできる機会があれば呼んでくれればうれしいなと思います。