カードゲームで楽しく
環境問題を学ぶ
採択団体
ES(Environment Savers)
企画名称
Special carD GameS~環境問題の現状を知ろう~
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対象活動
カードゲームの試作品作り
参加人数
3名
当日の実施内容
文京キャンパスにメンバーが集まり、SDGsカードの試作を行いました。カードの内容やどのようなイラストを付けるかを相談しながら制作。また、楽しんでもらえるルールになっているか確認するため、テストプレーのできるボードゲーム会に参加する日取りを相談しました。
この日の活動
まずは図書館で資料探しから。環境に関する本を借り、改めてカードにする内容を考えました。海洋プラスチックなど海のSDGsについて調べていると「知らなかったね」とメンバーで言い合うような内容を、新しく知ることができました。その上でどの内容をカードにするかを考えます。使う言葉は、子どもにも分かりやすい単語に置き換えるなどを工夫していかなければいけません。
次に仮のカードとペンを用意。イメージをつかむため、一枚ずつ手書きでカードを制作していきました。カードは「issue(イシュー)」と「action(アクション)」の2種類作ります。「issue」に『マイクロプラスチック』など、環境に関する問題や課題を書き、「action」に『マイバッグを使う』など、個人でできる環境アクションを書いていきます。
ルールは有名カードゲーム『UNO』を参考に、自分たちで考えました。手札を配り、山札を置いたらゲーム開始。issueカードを1枚、場に出しプレーヤーはそのissueに合ったactionカードを手札から出していきます。例えば『二酸化炭素を減らす』のissueに対しては、『こまめに節電をする』『植林をする』などが出せます。手札に出せるactionがない場合は、山札から1枚引きます。そうして手札が一番早くなくなった人の勝ち、というもの。なるべく分かりやすく、子どもでも楽しめるルールを考えました。しかし、メンバーたちにカードゲーム好きがいるわけではなく、本当に楽しめるものになっているか不安はあります。そこでカードのテストプレーをしてもらえるボードゲーム会に参加することに。日程の打ち合わせや調整を行いました。
カードには文字だけでなく、内容を分かりやすくするためイラストも付けることに。カードは1枚1枚手書きです。資料を参考にしながら丁寧に書き込んでいました。カードは試作やテストプレーを経て9月に印刷予定。6セット製作し、学祭でのイベント開催のほか、近隣の小学校への贈呈を予定しています。
活動の様子はInstagramからご覧になれます。
商学部 経営学科 3年
ES(Environment Savers)
代表 宮本 彩衣
活動をはじめたきっかけ
高校時代にSDGsを学び、環境問題にはもともと関心を持っていました。ゼミで本格的にSDGsを学び始めると、知らないことだらけだと気付きました。自分から積極的に調べないと分からない取り組みや複雑なシステムも多く、授業を受けている私たちでさえ難しいと思うのなら、子どもたちには尚更だろうと感じました。そこで、もっとSDGsを広めるには子どもたちへの教育が大切ではないかと考えたことがきっかけです。楽しく学べる方法がいいと思い、カードゲームに決めました。
環境問題は私たちの生活に密接に結びつき、生きている限りずっと関わりのあることです。身近な問題に気付いて関心をもってもらえればと思っています。
これまでの活動を
振り返って
一番大変だったのは小学校でのアンケートでした。カードゲームを制作するにあたって、小学生が環境問題に対してどのくらい知っているか、関心があるかを知る必要があると思いました。しかし、教育委員会に掛け合ったものの、なかなかうまく進まず四苦八苦。なんとか近隣の学校に協力いただき、小学4年生を対象にアンケート実施が叶いました。アンケート結果をもとに、カードゲームの内容を詰めていきたいと思います。
今日の活動を
振り返って
いよいよカードゲーム作りを本格化していきたいと考えています。こだわりは、分かりやすく、ゲームとして楽しめること。しっかりゲームとして成り立たないと内容も分かりにくく伝わらないので、楽しめるものを作りたいと考えています。
私がこれから短期留学で日本を離れてしまうため、今後の日程についても相談しました。ただ、これまでもミーティングはとても密にやってきていたので、不安はありません。メンバーには環境問題を学ぶために拓殖大学に入学した人もいて、とても頼もしいです。役割分担や意思疎通もきちんとできているので、このまま進んでいけそうです。
今後の活動予定や抱負
これからカードの内容を詰め、8月末に印刷会社に依頼する予定です。トランプのように両面印刷してもらう予定で、裏面はロゴにします。ロゴは地球を表していて、エメラルドグリーンの色は、自然の緑と海の青を混ぜて表現しています。
子どもだけでなく、誰にでも楽しんでもらえるよう、ルールも精査する予定です。印刷会社の方に相談したところ、テストプレーができるボードゲーム会があることを教えてもらい、参加してみたらと勧めてくれました。印刷会社の方々も「面白そう」と協力してくださっています。さまざまな人の協力を得て、学祭に向けしっかり準備を整えていきたいです。