学チャレレポート
vol.4
2024 9.12実施

竹を用いた工芸品を通して
竹製品のメリットや認知度を高めたい

採択団体

Bamboos

企画名称

竹の可能性 サステナブルな資源活用
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対象活動

材料となる竹の採取・竹を用いたランタンの製作

参加人数

5名

Bamboos

当日の実施内容

八王子国際キャンパスにある工場で、学祭で販売する竹のランタン作りを行いました。工具を使って竹に穴を空けたり表面を磨いたりします。裏山に行き、追加の竹も採取。慣れない工具に四苦八苦しながらも、ひとつずつ丁寧に作りました。

この日の活動

いつもは文京キャンパスで学ぶ商学部のメンバー5名が、八王子国際キャンパスに集結しました。工学部の先生方がご協力くださり、工場をお借りして作業させていただきます。

竹は事前に採取したものを使用します。長さ20cmほどに切った竹は片手で握りこめる直径5cmほどの細いものから、両手でも抱えるのが難しい直径10cm以上もある太いものまでさまざま。用意してきたデザイン画の紙を表面に貼り付け、図面に沿って工具で穴を空け、ランタンに加工していきます。最後に表面を研磨機で磨いて仕上げます。メンバー以外にもゼミ仲間や先輩も手伝いに駆けつけてくれ、手分けして作業を進めました。

Bamboos

穴の大きさに合わせてドリルの刃を付け替えながら、慎重に空けていきます。工具や機械を使うのは中学以来というメンバーも。先生に使い方やコツを教えてもらって、安全に配慮しつつ作業を進めました。ランタンのデザインは星型や桜など多種多様。最終的には中にLEDライトを入れ、紐を付けて持てたり吊るせたりするようにします。また、先生の協力でCADを使い、竹にレーザープリンター機で団体のロゴや大学名を入れる作業を行いました。

Bamboos Bamboos Bamboos
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チームに分かれて、八王子国際キャンパスの裏山に追加の竹を取りにいったメンバーも。のこぎりを使った力のいる作業ですが、長い竹を何本も採取しました。

Bamboos
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商学部 経営学科 3年
Bamboos
代表 野寺 朔斗

活動をはじめたきっかけ

きっかけは小学校5年生のとき林間学校で取った竹でした。その竹をずっと筆入れとして使っているのですが、きれいで長持ちしていると気付きました。そこで木材の代わりとして竹素材を利用することは、SDGsに繋がるのではないかと思いついたのです。
それから竹に興味を持ち、調べていくにつれ竹を使った製品に可能性を感じました。竹ランタンを知り、小学校のときのその竹を自分で加工し試作品を作りました。竹にドリルで穴を空けてみたり模様を考えたりするうち、これならできると考え企画を立てていったのが始まりです。

これまでの活動を
振り返って

8月末に小田原まで竹を採取に行ったのですが、ちょうど台風の時期に当たってしまい日程調整が大変でした。なんとかメンバーそろって採取できてほっとしています。今日の八王子国際キャンパスの設備をお借りするまでも、学生課通して先生方に連絡を取るため、なかなかスケジュールが合わないなど難しい面もありました。

とはいえ、周りの方の協力がなければここまで進んでいませんでした。小田原の放置竹林を紹介してくれたのはゼミの先輩でしたし、工場を借りられたことも大変助かりました。当初は手作業で竹を加工することを考えていたので、作業効率は段違いです。快く引き受けてくださり、関係者の皆さんには本当に感謝してもしきれません。

今日の活動を
振り返って

工場を借りているのは今日と明日の二日間です。なるべく多くのランタンを作っていきたいと思います。目標として大小合わせて40~50個くらいは製作する予定です。大きさによるのですが、学祭で100~500円くらいで販売する予定なので、メンバーで協力してきれいに仕上げていきたいですね。

学祭では竹のメリットや使い道をまとめ、パンフレット配りや展示発表も行います。興味を持ってもらえるよう、これからチラシ作りにも力を入れたいです。ただ、それだけでは竹の良さはなかなか伝わらない。実際に竹ランタンなど工芸品を作り販売し、実際に使ってもらえることで印象に残るだろうと考えています。

今後の活動予定や抱負

企画を立ち上げる際に大学生を対象にアンケートを取ったのですが、竹の認知度が低いということが分かりました。竹製品といったら竹ぼうきくらいしか例に挙がらず、竹素材の特性や利点が広く知られていないと感じています。竹は耐久性が高く、弾力性もあるなどさまざまな製品の素材に使える魅力があります。例えば竹炭などは吸水や消臭にも優れた効果が認められています。
学祭で竹を身近に感じてもらい、そのうえでメリットなど認知が広がればと思っています。学祭で得た収益は、放置竹林の整備を行っているNPO法人に寄付する予定です。グループ全体で楽しく、やってよかったなと思える活動を続けていきたいと考えています。

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