大学院デザインチーム
小笠原トマト
ポスター・パッケージ・
説明カード
デザイン案プレゼン
テーション
【拓殖大学】
大学院デザインチーム
7名
【小笠原トマト応援団】
東京都元職員
小笠原トマト応援団
渡邉 常義 氏
壁に貼られたトマトとパッションフルーツのポスター
第一弾は、追加の提案も飛び出した、各10分間による
プレゼンテーション。
優秀企画を受賞した
「産学連携による小笠原トマトPRデザインプロジェクト」の大学院デザインチームが10月15日、7月の現地調査以降、PR方法やコンセプト、デザインを検討し続けてきた成果を
現地に提出する前に、まずはパイプ役になっていただいて
いる小笠原トマト応援団 東京都元職員 渡邉さんを招き
プレゼンテーションを行いました。
農協の要望もあり、トマトに加えて、パッションフルーツのPRデザインを提案。提案は、発送のためのパッケージ、
商品説明カード、PRポスターの3つのチームに分かれ、
それぞれ10分間プレゼンテーションしました。
(それぞれのプレゼンは右の写真を参照)プレゼン終了後、
渡邉さんから商品写真のピントに関する質問や、デザインに関しては赤いトマトを重ねた明るいデザインのものが良いと思うなどの感想をいただきました。
10月21日、プレゼンテーションの様子をビデオに録画し、デザインサンプルと一緒に母島に郵送。11月9日には母島のトマト部会、パッションフルーツ部会にて検討をしてもらいました。
部会で出たご意見、ご要望も届きましたので、デザイン案を反映して次の提案のための意見交換を続けていく予定です。
13:30 | 永見先生より挨拶 |
13:40 | パッケージチーム PRデザイン案プレゼンテーション |
13:50 | 特別感を伝える |
14:00 | ポスターチーム PRデザイン案プレゼンテーション |
14:10 | 質疑応答 |
特別感を伝える英語バージョンと、食べ方や食べ頃などを伝える詳細バージョンをプレゼンテーションする商品説明カードチーム
「贈り物」をコンセプトに、定期船内の掲出を想定した大きなポスターと農協内の店舗などに掲出してもらうポスターをプレゼン。
パッケージは使用シーンを想定し、デパートなどで販売するための高級感を出したものや、郵送の際の伝票でデザインが台無しになるのを防ぐ、
郵送用のパーツなどを提案。
代表 沈 得正(シム テークチン) さん
(工学研究科 工業デザイン学専攻)
・きっかけ
活動のきっかけは、よくお話させていただく永見先生から
『こんな話があるんだけど』と小笠原トマトのPRデザインの話を
聞いたことから始まりました。企画立案には、去年の学生チャレンジ企画の学長のコメントにあった、『結びつく』というキーワードを
踏まえながら「デザインの力で地域振興」のコンセプトで計画書を
作成しました。
産学連携の企画であり、大学のPRにもなると思っていましたので、
このプロジェクトを採用してもらう自信がありました。
でも採用されなかったら、他の方法でこのプロジェクトを実現する
方法も探そうと思っていました。
デザインチームも全員が永見先生の研究室ではなくて、他の研究室の学生も入ってもらってます。色んな角度からさまざまな意見を出せるんじゃないかなという考えもあり、永見先生とも相談しながら現在の7名を選びました。
ビデオによるプレゼンテーションとした理由は、向こうの方々にこちらの情熱を伝えながら説明したいと考えたからです。
農家の皆さんの心に届くような、そんなプレゼンテーションができればと願っています。
・第一弾のプレゼンテーションが終わって今日の活動は、まあまあできたかなと思っています。
アイディアをカタチにはできていると思いますが、まだその中の詳しい情報、細かいところを詰めきれていない部分もあるので、そこを中心に
ビデオプレゼンテーションに向けてやっていこうと思っています。
・今後の計画
このチーム自体は、プロジェクトが終わったら解散になるかもしれませんが、ホームページもない状態だったりするので、先方と相談して、他のチームを立ち上げてホームページを作るお手伝いなどが
できればと思っています。
小笠原トマト応援団 東京都元職員
渡邉 常義 氏
・今回のきっかけ
私は、東京都の職員時代に小笠原諸島の母島に赴任していたこともあり、都職員を退職した現在も、小笠原諸島と農業・漁業にはいつも関心を持っていました。
今年2月小笠原母島のトマトを食べてその香りと味の素晴らしさに驚きました。3月初旬拓殖大学のデザイン科の卒業展でトマトの
≪さあ、わたしをたべて≫のポスターに出会いました。
小笠原のトマトとこのポスターを結び付けられないかと永見先生に相談をして今回のお話につながっていきました。
・受け入れ先から見た、今回の学生の活動の印象
まちづくりに一緒に取り組んでもらっていたのですが、毎月欠かさず参加し一生懸命ですし永見先生にも快く協力いただき、母島の農業のためにもありがたく思っています。
このようなプロジェクトは、1回きりで終わらせたくないですよね。
これがしっかりとスタートできれば、今回のトマトをきっかけに母島の農業がまた一歩前に進められることにもなり、ひいては小笠原と母島の振興につながっていくと理想的ですね。
この実績をこれからの自信にしてもらえば、言うことはありません。
身について成長していくことを実感してもらいたいですね。