第4回学生チャレンジ企画実施企画書

case4

団体名Takushoku
Volunteer Team

対象活動紅陵祭での商品の販売

参加者 【拓殖大学】TVT 4名

フェアトレードで繋がる世界~東日本大震災を越えて~


実施内容

「フェアトレードで繋がる世界~東日本大震災を越えて~」のテーマで活動をしてきた TVT
(Takushoku Volunteer Team)。
9月にラオスのホアイフン・タイ村へ行き布の買い付けを行ないました。 ラオス・ホアイフン村で織られている布の特徴は、色の鮮やかさと柄です。 日本ではあまり見られない色使いと柄を活かした商品作りを意 識しました。
また、買い付けに行く前には、布の長所を活か した商品や購入者が求めているものを考え、 その商品作成に必要な布の大きさや注意点を南三陸ミシン工房の方に教えてもらい現地に入りました。
帰国後すぐに、南三陸ミシン工房に布を届け、紅陵祭に間に合うよう商品制作を依頼し10月18日の紅陵祭で販売を
スタートしました。
商品を販売することにより、ラオス農村部の貧困や教育の
問題、被災地の現状に関心を持っていただくとともに、
フェアトレード(国際協力)がより身近になることを
目標としています。販売目標金額を40,000円に設定。
売上金は次回の買い付けと縫製代、お品書き作成費用で活用する予定です。

開店と同時に、次から次へとお客さんが立ちどまり商品を
手にとったり、TVTのメンバーに質問をしながら購入して
くれました。 紅陵祭では3日間販売。初日にいいスタートを切ることができました。

※南三陸ミシン工房とは
東日本大震災で被災した東北の女性たちと東京のボランティアスタッフがミシンを仕事にするために「ミシンでお仕事プロジェクト」活動を通して立ち上げた工房。 日頃から被災地でボランティア活動を行っているTVTと昨年より交流を開始しています。

商品の説明をする代表の齋藤さん


商品を手にとるお客様

コースタ、ランチョンマット
(バナナ繊維入り)

サブバック

巾着(大小の2パターン)


今回のチャレンジについて

代表 齋藤詩栞 さん
国際学部 国際学科 2年

・今回の活動全体の感想や印象

オープン初日で売れるか心配だったのですが、
皆さん結構買ってくださり、とても嬉しいですね。

活動を始めたときは、南三陸の方とラオスの方の両方の利益に、
とくにラオスの場合は「村全体の利益になればいいな」と思い、
実際現地に行き、なるべく多くの職人さんと布の取引について交渉
したのですが、品質が一定していなくて、結局一人の方から買うことに
なりました。はたして村全体の利益になっているのかといった疑問が
私たちの中に出てきました。
ただ私たちは、たとえばビーズの色が途中で変わってたりだとか、
糸がほつれているものは買わないようにすることで、品質の安定が大事
だと村の職人に伝われば、村の技術の向上ひいては村全体の利益に繋がるのではないかと考え、 理想と現実のギャップに戸惑いながらですが、
一歩ずつ活動してきました。

・ラオスへのコンタクト

拓殖大学の卒業生で、JICA(国際協力機構)の協力隊員としてラオスの農村で活動をしている方に
お願いしてコンタクトをとりました。「この日からこの日までの何日間行きます」というスケジュールと布を買いたいという目的を村の方に伝え、職人の方たちを紹介していただきました。


・南三陸のミシン工房の方の感想

南三陸のミシン工房の代表の方とお会いしたときに、「一度きりではなくこれからも継続して
生産を続けていきたいのでよろしくお願いします」という言葉をいただき、とてもうれしかったです。


・学生チャレンジ企画に応募して

学チャレに応募する前から活動しており、いいタイミングなので応募してみようかと思い
応募しました。採用されたことが素直にすごくうれしくて、自分たちがやりたいって思ったことを
現実にするために大学からも応援してもらえたことはありがたいし励みになりました。


・今後の取り組み

紅陵祭が終わると販売する機会がなくなってきてしまうので、他のイベントで販売活動を続け
また、ホームページをつくりWeb上でも品物を販売できるように準備しています。
来年もこの活動は続けていきたい。最終的にはラオスの方に縫製の技術を身につけてもらったり、
東北全体の復興のために今後も動き続けていきたいと思っています。

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