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ストップ・ザ・オレオレ詐欺

~お年寄りの安全を守ろう~
守山ゼミ有志   岩瀬 正直(政経学部法律政治学科3年)

目的

 依然、オレオレ詐欺は深刻な状況にある。昨年では、被害額が550億円を越え、昨年よりも70億円増えて、最高額を更新している。発生件数は減少傾向にありながら、被害額が増えているのは、犯行者が標的を絞って、有名校の卒業生名簿を使って富裕層を狙っているからである。しかも、被害者は65歳以上の高齢者が79%を占め、老後の蓄えが狙われている。最近では、あまりにも件数が多く、また警察などが積極的なキャンペーンなどを行っており、珍しいことではなくなったため、ニュースで扱われることが少ないが、犯人側は手口を変えるなどして、捕まる犯行者受け子と呼ばれる末端だけで、首謀者はわずか4%が逮捕されているに過ぎない。
 そこで、再度、オレオレ詐欺防止の原点に戻って、地道にボランティア活動を行い、何とかオレオレ詐欺の犯罪をいくらかでも防ぎたいと考えている。

(1)計画の概要
①準備段階
 ・イベント開催に向けて、開催地、開催日などを検討する。
 ・イベントで配布するシールやチラシのデザインなどを検討する。
 ・寸劇上演に向けて、シナリオ等を考える。
 ・アンケート内容などを確定する。
 ・印刷物を業者に依頼し、作成する。
②実施段階
 ・イベントを開催する。
 ・シールやチラシを会場で配布する。
 ・寸劇を実施する。
 ・アンケートを実施する。

(2)手順と手法
 ・どの地区がオレオレ詐欺が多発しているかにつき、警視庁から情報をもらう。
 ・イベント会場の選定につき、東京都の助言を受ける。
 ・会場の人集めについても東京都・警視庁の協力を仰ぐ。
 ・イベント会場での人員配置などを工夫する。

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期待される成果

 東京都治安対策課、警視庁の連携を元に、これらの機関の過去の教訓や助言も生かしながら、とくに高齢者向けのイベントを開催して、きめ細やかな防止活動を展開する。
 オレオレ詐欺の妙案はないと思われるが、昨年、さまざまな活動で現実には、300億円の被害額が阻止されており、ある程度の効果は期待できる。このために、最近のオレオレ詐欺の被害は地域性があるため、被害が集中している場所を選んで、イベントを開催し、以下のことを行って有効なイベントに務める。
 ①地域住民、とくに高齢者へのアンケート調査を行い、その被害の実情や日頃の予防意識を把握する。
 ②わかりやすく寸劇などを行って、被害防止を啓発する。
 ③各家庭の電話に貼り付ける「シール」を無料配布して、毎日の注意喚起に役立てる。
 ④オレオレ詐欺防止を印象づけるため各家庭にチラシを配布する。
 ⑤寸劇を記録録画し、DVDなどにして家庭などに配布する。

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実施期間

平成27年8月1日~平成27年12月30日


7月  東京都・警視庁との打ち合わせ
8月  チラシ・シール・アンケートの作成
9月  寸劇の練習(ゼミ合宿を利用)
10月 イベント2回開催
11月 DVD作成、配布

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企画経費

総経費 262,000円  奨励金利用額 206,000円

(1)寸劇備品一式 50,000円
(2)印刷費 20,000円
(3)イベント会場費(2回開催) 100,000円
(4)交通費 56,000円
(5)機器備品一式 8,000円
(6)文房具一式 20,000円
(7)その他 8,000円

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メンバー一覧

氏名 学部 学年
岩瀬 正直 政経学部 3年
上野 北縁 政経学部 3年
笈川 智香子 政経学部 3年
大嶽 佳那子 政経学部 3年
門田 伊純 政経学部 3年
斉藤 真澄 政経学部 3年
氏名 学部 学年
佐久間 光甲 政経学部 3年
出山 博貴 政経学部 3年
中村 優花 政経学部 3年
渡辺 啓太 政経学部 3年
阿部 直人 政経学部 3年
天野 智詞 政経学部 3年