目的

　私たちチーム「拓香(TAKKA)」は、拓殖大学のイメージを投影させたブランディングアロマ「拓香」を制作し、在校生に対する授業間における気分転換の支援を目的とする。
　デザイン学科で開講されている情報表現演習の最終課題のテーマとしてあげられた「休み時間10分間で気分転換させるメディアのデザイン」に対し、私たちのチームでは香りを嗅がせることによって気分転換させることを考えた。そこで嗅がせる香りとして拓殖大学のイメージに合った「拓大の香り」および「八王子国際キャンパスの香り」「文京キャンパスの香り」という3種のブランディング「拓香」を制作することを思いついた。制作した「拓香」を校舎の入り口やロビーに設置することにより在校生の気分転換を試みるだけでなく、香りという記憶に残りやすいメディアの効果から、拓殖大学への愛着心の向上も期待できる。また、オープンキャンパスで来校する高校生や他の来校者、特に女性の関心を高められると考え、香りによるおもてなしにも貢献できる。この挑戦によって、本来の目的である在校生へのサービス提供に留まらず、拓殖大学の知名度向上など、香りによって新たな世界を拓くことに努める。

「計画の概要」
　拓殖大学のブランディングアロマとして、「①拓殖大学のイメージのアロマ」「②八王子国際キャンパスのアロマ」「③文京キャンパスのアロマ」の3つを在校生へのアンケート調査に基づき制作する。完成したアロマは、人通りの多い入り口等に設置することで、授業間の移動などで"拓大の香り"を嗅ぐことにより、気分転換を促す。

「手順と手法」
STEP1【香りの絞り込み調査】
友達、クラスメイトといった身近な在校生(20人以上)を対象に20種のアロマの中から、「拓殖大学」「八王子国際キャンパス」「文京キャンパス」のイメージに近い香りを選択してもらい、それぞれ上位3種程度に絞る。
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STEP2【香りの同調性の調査】
STEP1の結果に基づいて、各項目に近いそれぞれ3つの香りを、各キャンパスの在校生に嗅がせ、
拓大および各キャンパスのイメージに近い1種を選択させ順位をつける。
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STEP3【香りの調合】
STEP2で導いた拓大および各キャンパスの香りの順位に基づいて、
割合を変えながらアロマを調合し、それぞれ3種のブレンドアロマを作る。
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STEP4【ブレンドアロマの調査】
STEP3で制作したブレンドアロマを用いて、STEP2と同様に
各キャンパスの在校生を対象に嗅がせ、拓大および各キャンパスのイメージに近い1種を選択する。
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"拓大の香り""八王子国際キャンパスの香り""文京キャンパスの香り"を決定する。
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STEP5【香りに対しての調査】
完成したアロマを提供し、拓大生に対してどう思ったかなどの簡単なアンケートを行う。

期待される成果

　期待される成果を「拓大生」「来校者」「拓殖大学」「本チーム」の4つの視点に分け説明する。

【拓大生】
1．10分間の休み時間に香りで気分転換できる。
2．作り出した"拓大の香り"を通じて、拓殖大学に対しての愛着が増す。

【来校者】
1．"拓大ブランド"をアピールできる。
2．オープンキャンパスで来校した高校生に対して、香りと共に拓殖大学の記憶を与える。
3．市民・公開講座・他大学の教員の方々にも、拓大の雰囲気と
　　おもてなしの心をアピールでき、良い印象を与える。

【拓殖大学】
1． 嗅覚にも訴えかけることで、拓殖大学というブランドイメージを高められる。
2． 「大学の香り」という新しい試みによって、拓殖大学をアピールできる。
3． アロマをきっかけに、女子学生の入学率を高めることができる。
4． 最終的には"拓大の香り"として市販化できる。⇒マスコミの注目に期待できる。

【本チーム】
1． プロジェクト学習として、ブランディングアロマという
　　新たな計画に挑戦することでブランドの重要性、および影響力を深めることができる。
2． メディアとしての香りを自分たちの手で作り出すことができる。

実施期間

平成27年5月2日～平成27年11月30日

9月17日(木)：　学祭実行委員の学生を対象にＳＴＥＰ１を行う。
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9月24日(木)～10月2日(金)：　ＳＴＥＰ２を行う。
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10月3日(土)：　ＳＴＥＰ３　調合を行い、ブレンドアロマを作る。
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10月16（金）～18日(日)：　紅陵祭でＳＴＥＰ４を実施　
⇒集計し、それぞれ3つの香りを決定する。
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10月31日(土)：　設置環境を整える
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　11月1日(日)：　フレグランスディフューザーを各キャンパス１か所(計2か所)設置し、“拓大の香り”を漂わせる。
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　12月1日(火)：　“拓大の香り”から“八王子国際キャンパスの香り”“文京キャンパスの香り”に交換する。
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　12月21日（月）、22日(火) ：　ＳＴＥＰ５を行い、報告書を制作する。

企画経費

総経費　195,154円　　奨励金利用額　175,000円

将来性として、プロジェクト後購入したものは拓殖大学へ寄贈しますので、拓殖大学のブランディングの一環として今回のプロジェクトの引き継ぎを望みます。

メンバー一覧