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2025年09月29日

ガクチャレレポート
vol.2
「EcoBridge(エコブリッジ)」

自由な発想と熱意が詰まったガクチャレ!その中で高く評価され、見事に採択を果たした企画が、いよいよ実際の活動へと踏み出しました。アイデアがどのように現実のプロジェクトとして展開されているのか、現場を訪ね、その想いと手応えを取材してきました。

ガクチャレレポート vol.2 
「EcoBridge(エコブリッジ)」

多言語ポスターとカードゲームで学ぶ、
日本のゴミ分別

企画名
日本のゴミ分別を知ってもらおう
チーム名
EcoBridge(エコブリッジ)
メンバー
4名(取材日活動人数4名)

取材日当日の実施内容

文京キャンパスにメンバーが集まり、ゴミ分別についてのポスターや遊びながら学べるカードゲームの試作品作りを行いました。ポスターは下書き済みのものを清書し、カードは載せるゴミの種類を決めたり、ラミネート加工したりしてテスト作成を行いました。

まずは文京区のゴミ・資源の分別表を用意し、どのゴミをカードにするかの話し合いから。よく出すゴミ、分別を間違えやすいゴミ、分別を間違えると危険なゴミなど、難易度のバランスを考えながら決めていきます。

カードゲームはトランプ遊びの「スピード」を参考にしました。それぞれ違うゴミの絵が描かれたカードを「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「資源ゴミ」「粗大ゴミ」「有害ゴミ」の5種類に仕分けるゲームです。30枚×2セットを使って、2人1組で仕分けの早さを競うことも一人で遊ぶこともできます。紅陵祭では、この2セットを3組分作って体験してもらう予定です。

ポスターでは、ゴミ分別が大切な理由や分別しなかった場合に発生する問題についてなどを記載するほか、ここ文京キャンパスのある文京区の分別方法やゴミの種類なども紹介します。今日は、事前に下書きを終わらせたポスターを丁寧に清書しました。

拓大の留学生は中国人とベトナム人が多いので、日本語、中国語、ベトナム語のポスターをそれぞれ作成する予定です。また、カードに書くゴミの名称も3か国語を予定しています。中国語はチームメンバーの中国人留学生、トシゴウさんがいるので安心ですが、ベトナム語は自動翻訳などを駆使して作成するので、間違いがないように作ることが今後の課題です。

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代表者インタビュー

商学部 経営学科3年

EcoBridge(エコブリッジ)

代表
中里 渉馬

活動を始めたきっかけ

同じゼミで学ぶ中国人留学生のトシゴウさんから、ゴミの分別で困ったことがあるという話を聞き、同じような経験をした留学生が他にもいるのではと考えたことがきっかけでした。日本人の自分たちでもわからないことがあるのに、留学生が理解するのはもっと難しいだろうと。そこで拓大の留学生にアンケートをとってみると、「可燃ゴミと不燃ゴミの区別がわからない」「看板や注意書きが日本語だけで読めなかった」などの声が上がりました。そこで、留学生にゴミの分別方法や、その大切さを伝える活動ができたらと思って始めました。

これまでの活動を振り返って

まずは自分たちが詳しくなるために、光が丘清掃工場の見学会に参加して、ゴミの分別方法や収集した後の処理方法について学びました。その中で特に驚いたのは、モバイルバッテリーについてです。文京区では、モバイルバッテリーをゴミとして集積所に出すことができず、専用の回収窓口に届ける必要があります。しかし、そのことを知らずにゴミとして出されたものが、発火する事故が発生しているそうです。自分でも間違えてしまう可能性があるため、「怖いな」と思いました。知ることができてよかったです。

今日の活動を振り返って

カードの表面にはゴミの絵と名称を書き、裏にはチーム名であるエコブリッジのシンボルマークを載せる予定です。カードを作る際、最初は1枚の紙に両面印刷してラミネート加工していましたが、文字が裏に透けてしまったり、薄すぎて使いづらいかったりと問題がありました。そこで表と裏を別々の紙に印刷し、さらに間に黒い紙を挟むことで、文字が透けず、強度のあるカードが完成しました。試作品ができたので、カードにする30種類のゴミの内容を選び、量産していきます。

今後の活動予定や抱負

これまでリーダーの立場になった経験があまりなかったので、最初はうまくリーダーシップを発揮することができませんでした。しかし、活動が進む中でメンバー同士が仲良くなり、徐々に仕事を割り振れるようになったことで、いい提案ができるようになったと思います。今後は、紅陵祭の宣伝ポスターや、体験会参加者に記入してもらうアンケートを作る予定です。体験会に参加しただけで完全にゴミの分別について理解するのは難しいと思いますが、日常でよく出るゴミの分別を間違えることがなくなり、意識が向上すると嬉しいなと思います。

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