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2026年03月09日
2025年度 第16回
実施報告書
「T-Connect」
実施報告書
「T-Connect」
スポーツイベントを開催して
子供たちが運動できる場をつくる
- 企画名
- タクリンク・スポーツプロジェクト
- チーム名
- T-Connect
- 代表者
- 商学部 経営学科 3 年 袴田 大翔
企画概要
社会問題である子どものスポーツ離れに着目し、私たちは文京キャンパスで毎年開催されているオレンジフェスタにおいて、的当てやボーリングなどのミニゲームを実施した。来場した子どもたちに運動の楽しさを体験してもらうと同時に、スポーツに関するアンケート調査を行い、その結果からスポーツ参加の実態や課題を分析した。その結果、誰でも気軽に運動できる機会が不足していると考え、独自のスポーツイベントを開催。身体を動かす機会を提供することで、子どもたちがスポーツに興味を持つきっかけを作ることに取り組んだ。
紅陵祭の様子1
活動の目的と目標
1.目的
本活動は、近年深刻化している子どものスポーツ離れに対応することを目的として実施しました。スポーツ離れが進んでいる背景として、運動への苦手意識をはじめ、費用や時間的負担、学習との両立の難しさ、さらに保護者の送迎負担など複数の要因が指摘されています。これらの状況により、子どもたちが継続的に運動へ参加しにくい状況が生まれていると考えました。 そこで、まず地域の現状を正確に把握するため、文京区に在住・通学する小学生・保護者・大学生を対象にアンケート調査を実施しました。この調査では、子どもたちの運動に対する意識や、保護者が感じている課題、大学生のスポーツ観などを収集し、地域におけるスポーツ参加の実態と課題を明らかにすることを第一の目標としました。
また、運動へ苦手意識を持つ子どもでも気軽に参加できるよう、「遊び感覚」を取り入れたスポーツイベントを企画。的当てやボーリングなど楽しみながら身体を動かせる内容とすることで、運動に対する心理的ハードルを下げることを目指しました。そして、私たちにおいても、イベントを通して自らが主体となって企画・運営を行い、地域とのつながりを深めるとともに、主体性や社会人基礎力の向上にもつなげていきたいと考えました。
将来的には、これらの活動を大学の恒例行事として継続・発展させ、地域と大学が連携した持続可能なスポーツ支援モデルの構築を目指します。
2.目標
(1)保護者へのアンケート:100人
(2)子どもへのアンケート:100人
(3)大学生へのアンケート:100人
(4)オレンジフェスタ参加人数:200人
(5)スポーツイベント参加人数:50人
活動実績の報告
1.アンケートの実施
スポーツへの関わり方や競技継続を妨げる原因を把握するため、大学生・子ども・保護者を対象にアンケートを実施しました。大学生については、文京キャンパスの学生372人から回答を得ました。また、オレンジフェスタに来場した子ども200人、保護者139人の回答を確保することができました。
回答しやすい環境を整えるため、大学生と保護者にはGoogleフォームを活用して負担を軽減。子ども向けのアンケートは小学生を想定して作成していたものの、実際には未就学児の来場が多く、質問内容の理解が難しい場面がありました。そのため、スタッフが口頭で聞き取り、代わりに記入する方法で対応しましたが、事前に来場者の年齢層を把握できていなかった点は課題となりました。
2.オレンジフェスタ
オレンジフェスタでは、「的あて」「かご入れ」「サッカーボウリング」のミニゲームを実施し、楽しみながらアンケートに参加してもらえる仕組みをつくりました。
的あてでは黒板にランキングを掲示したことで、何度も挑戦する子どもが多く、特に盛り上がったと感じています。一方、かご入れはバケツとボールの相性が悪く、小さな子どもには難しい場面がありました。サッカーボウリングでは、蹴ることが苦手な子どもが多かったため、手で転がして挑戦してもらうなど状況に応じて柔軟に対応しました。
来場者が想定より多かったため、待機列が発生し、スタッフの対応が追いつかない時間帯もありました。これは、事前の人員配置や導線設計が十分でなく、次回の改善点として活かしていきたいと考えています。
3.イベント告知とスポーツイベント
スポーツイベントの告知は、同意いただいたオレンジフェスタ参加保護者への案内に加え、近隣の小学校・幼稚園6カ所へポスター掲示を依頼して実施しました。しかし、当日は音楽会や授業参観などと重なることが多く、参加者数は子ども14人、大人10人の計24人にとどまりました。近隣の小学校の行事予定を事前に把握できていなかった点や、告知が遅くなってしまった点が大きな課題です。
当日は正門前での呼び込みを行い、そこから参加してくれた親子もいたため、一定の成果は得られましたが、準備不足による影響は否めませんでした。
今回の活動を通して、対象者の実態把握の重要性、計画的な告知、スタッフ体制の整備など、多くの学びを得ることができました。この経験を踏まえ、次回の活動につなげていきたいと考えています。
紅陵祭の様子2
オレンジフェスタの様子1
スポーツイベントで実施したアンケートの結果
オレンジフェスタの様子2
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活動成果
1.成果
私たちは、子どもたちにスポーツの楽しさを実感してもらい、運動に親しむきっかけを提供することを目標に活動してきました。活動を通じて、多くの子どもたちが何度もゲームに挑戦する姿や、イベントで身体を動かしながら笑顔になる様子が見られ、この様子から、当初掲げた目標は一定程度達成できたと感じています。
2.目標の達成度・気づき
(1)数値目標について
アンケートでは、大学生372人、子ども200人、保護者139人から回答を得ることができ、十分なデータに基づいた分析が可能となりました。また、オレンジフェスタには339人が参加し、目標を大幅に上回る結果となりました。
一方で、別日に開催したスポーツイベントは24人にとどまり、告知方法や開催日時の設定について、改善の余地があると感じました。
(2)アンケートから得られた気づき
アンケート結果から、子どもの運動習慣には大きな個人差があることが分かりました。また、保護者がスポーツに期待する点として、体力の向上だけでなく、礼儀や協調性といった人間的な成長を重視していることが明らかになりました。一方で、時間調整の難しさを負担に感じている保護者が多く、加えてスポーツ教室の空きが少 ないという新たな課題も浮かび上がりました。さらに、「誰でも気軽に運動できる場所を増やしてほしい」という意見も多く寄せられ、地域におけるスポーツ環境整備の必要性を感じました。
3.活動の意義と地域への貢献
本活動では、遊び要素を取り入れることで、参加への心理的ハードルを下げ、子どもたちがスポーツを楽しめる場を提供することができました。普段は運動機会が少ない子どもが笑顔で参加する様子や、その姿を見守る保護者の姿から、地域に対する一定の貢献ができたと実感しています。
4.活動を通じて身についた力
学生主体で企画から運営まで一貫して行い、状況に応じる判断力や協働力、想定外の出来事への対応力、子どもにも伝わりやすいコミュニケーション力など、社会人基礎力の向上につながりました。
5.まとめ
今回の活動は、地域におけるスポーツ支援の可能性を広げる一歩になったと考えています。今後は、活動を通して得られたデータと経験を活かし、活動を継続に見直しながら、持続可能な支援モデルの構築をめざしていきたいと考えています。
紅陵祭で展示したアンケート結果
イベントの告知ポスター
紅陵祭の様子
- 活動記録
- 会計報告
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活動記録
| 5/21 | T-Connect結成 |
|---|---|
| 5/30 | ミーティング実施/活動方針決定 |
| 6/8 | 個人スケジュールを把握し、役割分担を決定 |
| 6/11 | イベント日時・場所の開催概要を決定 |
| 7/14 | 大学生を対象としたアンケートを実施 |
| 9/22 | オレンジフェスタ前日準備 |
| 9/23 | オレンジフェスタ/子どもおよび保護者を対象としたアンケートを実施 |
| 10/25 | 紅陵祭準備 |
| 11/1~11/3 | 紅陵祭展示 |
| 11/5~11/14 | スポーツイベントの準備 |
| 11/7 | 近隣の小学校や幼稚園に打診 |
| 11/15 | 文京区の子どもを対象としたスポーツイベントを開催 |
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会計報告
| 活動資金(支給額) | 75,000円 |
|---|---|
| 活動経費(支出額) | 9,275円 |
残金 65,725円
内 訳
- 項目
- 小計
| 印刷製本費(スポーツイベントのポスター印刷) | 1,040円 |
|---|---|
| 消耗品費(アンケート用紙/ポスター送付用封筒/紅陵祭展示制作備品/スポーツイベント実施用備品) | 6,923円 |
| 会合費(スポーツイベントでの配布用のお菓子購入) | 1,312円 |
※オレンジフェスタ実施に伴う経費は、当該イベントの準備金から支出しています。>
合 計 9,275円
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