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2026年03月09日

2025年度 第16回
実施報告書
「EcoBridge(エコブリッジ)」

実施報告書
「EcoBridge(エコブリッジ)」

多言語ポスターとカードゲームで学ぶ、
日本のゴミ分別

企画名
日本のゴミ分別を知ってもらおう
チーム名
EcoBridge(エコブリッジ)
代表者
商学部 経営学科 3 年 中里 渉馬

企画概要

私たちは、留学生が日本のゴミ分別に困っているという課題を受け、留学生を対象にアンケートを実施し、特に可燃・不燃の違いや資源ゴミの扱いが難しい点が課題として明らかになった。これらの結果を踏まえ、日本語・中国語・ベトナム語で学べる多言語カードとポスターを制作。さらに、ゴミ分別についての理解を深めるため、光が丘清掃工場を訪問し、教材内容の方向性を固めた。紅陵祭では、カードゲーム体験会を開催し、246人が参加。体験後に実施したアンケートでは、多くの参加者から「分かりやすい」との評価を得て、活動の目的である分別意識の向上に一定の成果を確認できた。

活動の目的と目標

1.目的

 外国人が日本で生活していく中で困難を感じることの一つに、ゴミの分別があります。文化的背景の異なる外国人にとって、日本の細かなゴミ分別のルールは理解が難しく、大きなハードルとなっています。
 このような現状を少しでも改善するため、私たちはこの活動を始めました。その一環として以下のチャレンジを行います。
(1)留学生を対象として、日本のゴミ分別で困って いることについてアンケートを実施する
(2)アンケート結果をもとに、「日本語・中国語・ ベトナム語」のゴミ分別カードおよびポスターを 制作する
(3)自身のゴミ分別に関する理解を深めるため、 光が丘清掃工場を訪問・見学する
(4)制作したカードおよびポスターを授業などで活用してもらう

2.目標

(1)紅陵祭でカードゲームの体験会を開催し、全体で100人以上、そのうち留学生60人以上の参加を目指す (2)体験会実施後にアンケートを行い、「ゴミの分別について理解できた」という回答を80%以上獲得する
(3)留学生の日本におけるゴミ分別への理解促進・意識向上を図る
私たちは、本活動を通して多くの留学生に日本のゴミ分別について関心を持ってもらい、日本での生活をより豊かにするためのきっかけを提供します。
 また、留学生だけでなく私たち日本人にとってもゴミ分別への意識を改めて高め、よりよい環境づくりにつなげることを目指します。
 なお、カードゲームは文京キャンパスのある文京区のゴミ分別ルールを参考に制作し、留学生のみならず子どもも楽しみながら学べる内容とすることでゴミ分別への意識向上を図ります。

活動実績の報告

1.活動の進捗

(1)この活動は、留学生が日本で生活する際に特に困るゴミ分別について、分かりやすく伝えることを目的として進めてきました。まず、留学生を対象にアンケート調査を実施した結果、可燃ゴミと不燃ゴミの違いが分かりにくいことや、資源ゴミの分別方法が複雑で覚えにくいことが主な課題として明らかになりました。
(2)アンケート結果および中国人とベトナム人が留学生として多く在籍することから、カードやポスターなどの教材には、日本語に加えて中国語とベトナム語を併記する方針を定めました。
(3)練馬区にある光が丘清掃工場を見学し、実際の焼却処理や資源回収の流れについて学びました。特に、分別が適切に行われない場合に生じる影響について理解を深めることができたと感じています。見学で得た知識を基に、カードゲームに盛り込む内容の方向性を固めました。

2.工夫した点

 カード制作にあたっては、当初、印刷会社への依頼も検討しましたが、費用や納期の負担が大きいという課題がありました。そこで、デザインを自作し、印刷およびラミネート加工を行う方法に変更。その結果、経費削減とカードの耐久性確保の両立を実現することができました。

3.活動中に生じた課題

 制作したカードゲームは、ルールがやや複雑で理解しにくいという課題があったため、紅陵祭直前にルールを全面的に見直し、神経衰弱を基にした直感的に遊べる形式へ変更しました。また、誰でも短時間でルールを理解できるよう説明動画を作成し、当日は会場で常時再生しました。紅陵祭初日は来場者が多く、外国人参加者からも「分かりやすい」と評価を得ることができました。一方で、2日目は来場者が減少し、特に外国人の来場がほとんどない状況となりました。

4.課題に対して講じた対策および成果

 2日目の反省を踏まえ、学内での積極的な声かけやチラシ配布を行った結果、3日目には来場者が増加し、外国人参加者数も前日の倍以上に回復しました。
 3日間の来場者数は、日本人197人、外国人49人の計246人となり、当初の目標であった100人を大きく上回る成果を達成しました。一方で、留学生60人という目標には届かず、今後の課題として改善が必要であると考えています。
 この活動を通して、準備および運営の段階で課題を見つけ、柔軟に改善することの重要性を実感しました。また、多言語対応や説明方法の工夫が、理解度の向上に大きく影響することを学びました。
 その結果、紅陵祭でゲストセレクション賞を受賞することができました。今回の取り組みを通じて、留学生が抱えるゴミ分別の難しさを具体的に把握し、その解決において、カードゲームが有効であることを確認しました。今後は、ゲーム内容の改良や対応言語の追加、地域イベントや留学生支援団体との連携など、学外への展開も視野に入れながら活動を継続していきたいと考えています。

完成したカードゲーム

カードゲームのルール説明動画(https://youtube.com/watch?v=LlB34RXuTU8&si=tAFXHFUNLygyF1Kv

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活動成果

1.成果概要

 私たちは留学生が日本のゴミ分別に困っている現状に着目し、日常生活の中でゴミ分別を困らないよう支援するとともに、その大切さを伝えることを目標に活動を行ってきました。この活動を通じて、「なぜゴミ分別が必要なのか」「分別が環境や社会に与える影響」について理解を深め、より多くの留学生にゴミ分別の重要性を知ってもらえるよう働きかけました。

2.目標達成と得られた学び

 紅陵祭で実施したカードゲーム体験会では、来場者数100人を目標としていましたが、実際には2倍以上となる246人の方にご参加いただきました。参加者は大人や子ども、留学生など幅広く、楽しみながら環境問題や文京区のゴミ分別ルール、その大切さについて理解を深めてもらうことができました。しかし、カードゲームは留学生を主な対象として制作したものでしたが、当日は家族連れの来場者が多く、ターゲット層である留学生の参加が想定より少ないという結果でした。この経験を通して、企画内容の準備だけでなく、ターゲット層に向けた周知方法や集客の設計が重要であることに気づきました。今後は、事前告知の強化など、集客の仕組みを含めた企画立案の必要があると感じています。

3.活動意義と効果

 本活動の意義は、カードゲームという手法を通じて、年齢や国籍の異なる参加者に対し、ゴミ分別の大切さや環境意識を高める機会を提供できた点にあります。参加者は、ゲームを通じて、正しい分別方法を直感的に学ぶことができ、日常生活における判断力や環境への意識向上につなげることができました。
 また、カード形式の教材は留学生や子どもでも理解しやすく、参加者同士がコミュニケーションを取るためのきっかけにもなるため、環境学習として有効な手法であると感じました。

4.活動から得た成長

 アンケート調査の実施やカードゲーム制作に取り組む中で、現状を分析し、課題を見つけ出す力が以前より身についたと感じています。どうすれば楽しみながら学んでもらえるかを考える過程で、新しい発想を生み出す力も鍛えられました。さらに、メンバー間で役割分担を行いながら企画を形にしていく中で、チームで協力して物事を進めるための協働力も高まったと考えています。

紅陵祭ではゲストセレクションを受賞

  • 活動記録
  • 会計報告

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活動記録

5/24 留学生を対象としたアンケート調査を実施
6/4 カード内容についてミーティング
6/15 ポスター内容についてミーティング
6/25 豊島区の印刷会社を訪問
7/2 カードおよびポスターの内容を決定
8/21 練馬区・光が丘清掃工場の見学
8/23 カードおよびポスターの制作開始
9/27 カード完成
10/14 ポスター完成
10/20 カードゲームのテストプレイを実施
10/21 カードゲームのルール変更
10/24 カードゲームのルール説明動画を作成
10/31 紅陵祭準備
11/1~11/3 紅陵祭展示(カードゲーム体験会)
11/10 アンケート結果の分析

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会計報告

活動資金(支給額) 35,000円
活動経費(支出額) 22,441円

残金 12,559円

内 訳

  • 項目
  • 小計
消耗品費(カード作成用ラミネーター/フィルム・印刷用紙/ポスター作成用物品/展示装飾) 17,362円
印刷製本費(紅陵祭の宣伝ポスター印刷) 540円
会合費(紅陵祭での来場者配布用のお菓子) 4,539円

合 計 22,441円

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