“餅”でモンゴルの大寒波「ゾド」に挑む。
採用団体#MMP(MOTEGI Seminar“MOCHI”Project)
企画名称茂木ゼミナール「餅」プロジェクト2018モンゴル
対象活動餅つき実験及び餅の乾燥調査活動
参加人数茂木ゼミナール 4名
「餅」プロジェクト2018モンゴルで採択された茂木ゼミナールのメンバーが、文京キャンパスで「餅つき実験及び餅の乾燥調査」活動を行いました。この活動は、モンゴルで発生する大寒波「ゾド」による食料被害を、日本食「餅」を普及させて救済することを目的に行っています。この日は、モンゴルの現地に持っていく予定の臼と杵で実際に餅をついて試食。現地でスムーズに餅つきを行なうことができるかの検証と食感や味などを確認しました。
餅つき実験
実際に持っていく臼と杵で実験
現地には、臼と杵を2セットと杵1本を、オリジナルで制作したリュック式カートで持参予定。
配合
もち米9:うるち米1+めむむらさき
うるち米(めむむらさき)は、拓殖大学北海道短期大学で栽培したものを使用。
この日はモンゴルの草原をイメージした、うぐいすきな粉味。
この日は、茂木ゼミナールの
メンバーの試食会。
試食をしたメンバーの感想
- ◎もちもちしていておいしい!
- ◎うるち米(めむむらさき)の食感がいい!
- ◎噛むとしっかりちぎれて食べやすい
- ◎最初みた感じ堅そうだったけど、とてもやわらかい
- ◎歯切れがいい。子どもでも食べられそう
餅つきの動作やつきたて時の味や食感は高評価。現地でもよろこんでもらえる仕上りに近づいてきました。一方、モンゴルでは、つきたてを食べてもらうだけでなく、冬の極寒時の備蓄食料として普及させることを考えています。
冬のモンゴルはとても乾燥するので、どの状態の餅が一番備蓄に適しているか調査もしています。
餅の乾燥調査
水の量や配分を変えた数種類の餅で乾燥調査
どの時点でカビが発生するかなど、どこまで乾燥させるのが一番最適か、データを取って調査しています。
現地には、乾燥させた餅も持参し、現地の方に試食してもらう予定です。
道具の準備や実際の餅つき、乾燥調査(継続中)の活動は無事終了。
今後は、モンゴルの現地の方が日常の中で食べられるレシピ(例 羊肉のスープの中に入れる)の作成と現地訪問のための準備を進めていきます。
日本の伝統食「餅」を背負って、粘り強くモンゴルでチャレンジしてきます。
機内に持ち込めるサイズを確認し、背負いやすい形をチームで検討
政経学部 法律政治学科 4年 ♯MMP
代表 嶋村 理恵
活動を始めたきっかけ
ゼミで拓殖大学とモンゴルの関係が深いということで、そこからモンゴルのことをいろいろと調べてみました。調べていくうちにモンゴルは冬になるとマイナス50℃になる大寒波があるということを知り、飢餓や大気汚染などの問題をどう改善していったらよいのか考えはじめたのがきっかけです。
今までの活動を振り返って
夜や朝早く集まって、餅つきの準備を進める中で、さまざまな個性を持ったメンバーがたくさんの意見を出してくれてとても助かりました。
メディアや後援会の方に支援の依頼をするためにメンバーで分担を決めて手紙やメールでアプローチしましたが、皆はじめての経験でしたので、なかなか要領を得ることができずとても苦労しています。
今後の意気込み
熱い気持ちを持って戦うことを最後まで忘れずに活動したいと思っています。私たちの今年の活動は、フェーズ1に過ぎないので、この活動からモンゴルに餅を広め、一年後、二年後には大学全体での活動に広げていけたらと考えています。