地域の食品ロスを減らそう!
- 団体名 FWR(Food Waste Reduction)
- 代表者 商学部 国際ビジネス学科 3年 鈴木 翔太
- 参加メンバー人数 5名
実施スケジュール
2021年4月5日~10月13日 | |
4月5日 | 活動スタート |
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5月20日 | Instagram・twitter・note開設 |
5月23日 | ポスター原案完成 |
6月11日 | 防災食品アレンジレシピをSNSで公開 |
6月12日 | ミョウガデザイン様協力のもとポスターとFWRロゴの完成 |
7月1日 | 店舗へのアポイントメントを取り、事前に質問を考え質問用紙のフォーマット作成 |
8月10日 | 関口フランスパン・レストランコクリコの2店舗を取材 |
8月12日 | 魚滝を取材 |
8月28日 | Rural Coffeeを取材 |
8月30日 | MASUMI.を取材 |
9月2日 | KNETENを取材。その後ミョウガデザインさんと打ち合わせ |
9月10日 | 東京新聞の取材を受ける |
9月15日 | ミョウガデザインさんと冊子作成のため打ち合わせ |
9月27日 | ミョウガデザインさんと冊子作成のため打ち合わせ |
10月2日 | ミョウガデザインさんと冊子作成のため打ち合わせ |
10月12日 | Ethical Eats(フリーペーパー)の完成 |
10月13日 | Ethical Eats(フリーペーパー)の配布開始 |
実施内容・成果
【活動について】
1.インスタグラムやTwitter、noteで大学近辺のフードロス削減に取り組む飲食店のPRやフードロス情報の発信
2.紹介した飲食店に行く拓殖大学の学生や文京区の方の増加を目指す
3.飲食店の利益増大への貢献
4.1~3までの流れを通じたフードロスの促進・意識付け
この活動を通してエシカル消費の促進を行っていくという形で活動を行いました。
エシカル消費とは消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援したりしながら消費活動を行うことを言います。
エシカル消費というのは、通常、環境保全に配慮した商品を購入する、労働環境に十分配慮した労働を実践している企業の商品を買うなどを示すことが多いと思います。
しかしFWRは飲食店がフードロス削減を行っていることを社会的問題への取り組みととらえ、それを私たちが発信し、その取り組みを応援したいと思う人が少しでもいればその人たちが行っている消費活動はエシカル消費ととらえることができると考え、その促進を行うことを通してフードロスを減らすということを目標に活動しました。
【ポスター制作・冊子制作】
ポスターはFWRの活動を文京区の方や拓殖大学の学生に知ってもらうために制作しました。最初のポスター原案をTwitterに投稿したところ、ミョウガデザインさんがTwitterを通してアドバイスをくださり、リデザインして完成したのが今回のポスターになります。発信を見てもらうためにSNSにつながるQRコードをつけるなどして工夫してポスター制作を行いました。
その後FWRの活動成果としてEthicalEatsという冊子を作成しました。これもミョウガデザインさんと何度も打ち合わせを行い表紙のデザインやレイアウトなどについて細かいところまで追求して何度もチェックしながら冊子制作を行いました。
【各種SNSの活用】
以下のようなSNSを活用して広報活動を行いました。
◎Twitter:コンテンツの拡散・発信を行いました。他SNSへの導線となる役割を果たすことを目指しました。
◎Instagram:見た人たちに画像で楽しんでもらうことを目的として、活用しました。つまり写真による視覚情報での発信を行いました。
◎note:記事化の際に活用しました。文字媒体としてコンテンツの発信を目的としました。
それぞれのSNS役割を理解し、特徴を活かして、より多くの人に見てもらうための工夫を行い多くの人がこの活動を知るための入口を作ることができたと思います。
従来の店舗紹介ではSNS映えや人気メニュー紹介のみであり、飲食店側のサステナビリティに関する思いや考えは発信されていないと考えました。そこで、FWRの店舗紹介は各店舗のフードロス削減への取り組みを紹介し店舗の歴史や背景も知ることができるようにすることで従来の店舗紹介とは差別化を行い、そこからエシカル消費の促進を行おうと考え、SNSを活用して発信を行いました。
【東京新聞での掲載】
FWRの活動に興味を持っていただき取材をしてくださった東京新聞の長竹祐子さんには本当に感謝しています。この新聞に掲載されたことで文京区の方の目に留まる機会が増え、文京区長などからも活動の認知していただけました。
【活動を通しての気づき】
1つ目にこの活動は多くの人の協力なくしてはできなかったということです。行動しても協力してくださる店舗や関係者の方々の助けがなければここまでくることはできませんでした。協力してくださった皆様には本当に感謝をしています。
2つ目にSNSの発信は常に続けることで活動に理解や共感を示してくださる方々は必ずいるということです。ポスターや冊子作成の際に助けてくださったデザイナーさんや活動に興味を示して協力してくださった店舗の方の協力がとてもありがたかったのですが、これはSNSでの発信をやめなかったことがこのようなご協力の享受につながったのだと思います。
3つ目に学割などのサービスを提案してくれる飲食店もあり、お店の方の優しさに触れることで活動のやりがいを感じることができた点です。お店の方の思いを感じることができたのがとてもやりがいにつながりぜひPRをしたいというモチベーションが保てました。
最後に飲食店それぞれのフードロス削減に取り組む形があるのを知ることができたのが私たちの中で大きな学びになりました。SDGsを学ぶなかで実際に行っている取り組みを知ることはとても大切なことだと知るきっかけになりました。これからはさらにSDGsに関心をもって学んでいきたいと思います。
活動を終えて
【はじめに】
壁にぶつかることも多くとても大変な企画でしたが、多くの方が協力してくださり、冊子作成という形で活動が無事完結できました。改めて今回の企画に協力してくださった方々にこの場をお借りして、お礼申し上げます。どうもありがとうございました。
【活動を通して】
コロナ禍での活動ということもあり様々な場面で壁にぶつかりました。区役所と協力して行う予定だった活動を、区役所の方針変更により、急遽、計画を変更して自分たちで考えるところから始まり、学食と行うはずの予定も緊急事態宣言で中止になりました。さらに店舗取材のアポをとるときには取材OKだった店舗が直前に取材NGになってしまい、紹介店舗が大幅に減るなどさまざまな困難にぶつかりました。しかしこういった困難があったおかげで学生チャレンジの目的である問題解決力、コミュ二ケーション力、交渉力、予算管理能力の向上というなどを向上させることができたと考えています。特に交渉力はかなり成長したと感じています。将来自分が社会に出たときにこの学生チャレンジで伸ばした力を実感することがあれば、私はこの活動における成長は本物だと感じることができると思います。これは社会人の方と協力する中で得られた大きな財産だと考えています。
【おわりに】
一旦ここで学生チャレンジ企画におけるFWRの活動は終了しますが、ここからSDGsについてより詳しく学びFWRの発信が意義のあるものだったと思うことができるようにしたいと考えています。協力してくださった皆様本当にありがとうございました。
会計報告
- 活動資金 30,000円
- 支出総額 30,000円
項 目 | 小 計 | |
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印刷製本費 | ポスター印刷のための費用 | 3,520円 |
印刷製本費 | フリーペーパー200部の印刷費 | 15,460円 |
雑費 | Rural Coffee における食品撮影のための費用(コーヒー、ホットサンド) | 1,050円 |
雑費 | 魚滝における食品撮影のための費用(定食メニュー) | 740円 |
委託費 | ミョウガデザインさんへのフリーペーパーデザイン制作委託費 | 9,230円 |
合 計 | 30,000円 |