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コロナに負けるな!~食と農のパートナーシップ~

大津島プロジェクト「かんじいろ」 代表:関 海人(政経学部 経済学科 3年)

企画の概要

▶経緯
 ゼミでは、2017年から、山口県大津島(人口213人/高齢化率80%)のために、情報発信、地域づくり支援や、六次産業化の研究、商品PRなど、地域コミュニティと協働して、様々な取り組みを実施してきた。2020年度は、すみだ青空市ヤッチャバにおいて、大津島と共同企画「青空アンテナショップ かんじいろ」を初出店した。その企画・運営段階では、オンラインMTGを毎週開催してきた。こうした私達の取り組みは、山口県庁やメディアの取材を受けるなど、社会的な評価も得ている。
 本企画では、今までの経験を生かし、コロナ禍でも実施可能な地域と第一次生産者の支援策を考えたい。
▶「コロナ禍における食と農のパートナーシップの構築」
 緊急事態宣言を受け、社会・経済は大きく変わった。都市部では、多くの飲食店が、営業の自粛を強いられている。店舗営業に対するコロナ禍の影響は、甚大だが、その影響は決して都市だけのものではない。漁村部では、全国的な飲食店の売上げ減少の影響を受け、魚の卸し価格が下落したため、水揚げした魚を廃棄せざるをえない事態が生じた。また燃料の高騰も重なり、漁に出ても赤字になるため、漁に出ない漁師もいる。都市と地方は、距離こそ離れているが、経済的には密接に繋がっているのである。よって、本企画では、「廃棄食材の実態調査」「新型コロナウイルスにより経済的損失を補填」「食を通じた地方の魅力発信」を軸とした企画に取り組む。
▶新型コロナウイルスへの対策
 ①対面会議をオンラインMTGに変更する。
 ②対面の活動時は、定期的な検温、当日の検温、手指消毒、マスク着用を徹底し、全ての企画を少人数(3人程度)で実施する。
 ③物産販売では、飛沫防止シートを設置するといった、ソーシャルディスタンス対策を徹底する。

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どのようなチャレンジをするか

  本企画で大きな軸になるキーワードは、「廃棄食材の活用」と「食を通じた情報発信」である。実施するにあたり、事前調査、事前交渉、企画立案、企画実施を学生が行う。新型コロナウイルスの影響を鑑みて、大津島における現地交渉は地域の協力者にお願いする。
▶「廃棄食材の活用」廃棄食材の確保に向けた、第一次生産者へのヒアリングと交渉
 候補①大津島在住漁師 古城さん(定置網漁師)
 候補②千葉県・神奈川県在住農家。
 実施:新型コロナウイルスの影響についての聞き取り調査(オンライン)/廃棄食材があれば東京の協力飲食店に卸してもらう。
▶「食を通じた情報発信」廃棄食材を活用したワークショップの開催
 大津島から、講師として大友翔太さん(大津島地区コミュニティ推進協議会)を呼び、大津島における新型コロナウイルスの影響、島内における廃棄食材問題、島の食材の美味しい食べ方講座などを発表していただくイベントを企画・実施する。
▶都内協力飲食店と廃棄食材を使ったオリジナルテイクアウト商品考案
 古城さんの魚と、農家さんの野菜を使って、海と山の幸によるテイクアウト商品の開発を行う。商品には、商品が完成するまでの経緯と、漁師や農家の現状が伝わるチラシを添付する。
▶SNSや情報紙を活用し、積極的な情報発信を行う。また新型コロナウィルスが、地方にもたらす影響や、廃棄食材の実態、その活用方法、大津島の魅力、学生チャレの様子に関する情報発信誌をつくる。
▶商品販売/すみだ青空市ヤッチャバにて、テイクアウト商品をアンテナショップ「かんじいろ」が販売する。

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期待される成果・結果

  このプロジェクトでは、コロナ禍という特殊な状況下において、学生が「生産者と消費者」、「地方と都市部」を繋ぐ架け橋になり、食と農のパートナーシップを構築する。それにより、廃棄食材を活用した商品の販売を行いながら、農家や漁師の抱える問題を解決することができる。それだけでなく、食を通じて島や地方の魅力を発信し、コロナ禍における関係人口の継続・増加を目指す。また、学生自身が、現場に足を運ぶことで、マスメディアを通さない生の情報に触れ、学生が自ら考えて、行動する力を身に着ける。
 このような取り組みは、地方と都市部の持続的なパートナーシップを形成し、たとえ遠距離であっても行える新しい地域づくりの可能性を切り拓く意義もある。

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実施期間

2021年7月1日~2021年12月4日

7月3日 すみだ青空市ヤッチャバの店舗交渉(細田侑氏)
本多に調整 提携農家・連携飲食店との交渉(オンライン使用を予定)
7月下旬 提携農家との現地交渉① ー千葉ー
提携農家との現地交渉② ー神奈川ー
8月上旬 提携生産者とのオンライン交渉
連携飲食店とのレシピ作成に向けた話し合い①
8月下旬 事前チラシの作成・印刷と配布
9月上旬 連携飲食店(墨田区)とのレシピ作成に向けた話し合い②
連携飲食店(墨田区)が、オリジナル商品の開発
10月2日 ヤッチャバにおける農産物・弁当の販売
廃棄食材を活用したワークショップの開催(墨田区)(大友翔太氏)
活動報告のまとめ
10月15日 学園祭での発表
10月20日 連携飲食店の事後相談と今後の展望共有(@オンライン)
提携農家への報告(@オンライン)
10月30日 実施報告書の提出締切
12月4日 成果報告発表会

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メンバー一覧

氏名 学科 学年
関 海人 経済学科 3年
吉岡 興紀 経済学科 3年
長倉 あすか 法律政治学科 3年
小坂 佑太 経済学科 4年
菊池 桃太 法律政治学科 4年
岸谷 拓海 経済学科 3年
庭山 天秀 経済学科 4年
岩佐 真弥 経済学科 3年
渡来 正浩 経済学科 3年
氏名 学科 学年
清木 麻帆 法律政治学科 3年
中田 湧大 法律政治学科 3年
深澤 花 法律政治学科 3年
眞神 奈桜 法律政治学科 3年
青木 隆之介 経済学科 3年
猪股 和馬 経済学科 3年
櫻井 花音 法律政治学科 3年
菊川 淳仏 経済学科 3年
仲山 拓海 経済学科 3年

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