ボーダレスかるた交流‼

  • 団体名 多文化交流プロジェクト(MEP ×SDGs)
  • 代表者 商学部 国際ビジネス学科 2年淺川 愛梨

活動記録

2022年6月22日~10月14日
6月22日 かるた内容募集ポスター作成
6月29日 八王子国際キャンパスにてポスター掲示開始
6月30日 文京キャンパスにてポスター掲示開始
7月1日 ポータルサイトにてかるた内容募集告知開始
8月1日 応募内容をもとにかるた内容作成
8月22日 文字札、絵札、箱のデザインの作成開始
9月8日 忠栄印刷株式会社へかるた原本を提出
9月20日 忠栄印刷株式会社からかるたのサンプルを受け取る
「ボーダレスかるた交流‼」参加者募集ポスター作成
9月24日 参加者募集ポスター掲示開始
10月6日 ポータルサイトにて参加者募集告知開始
10月7日 忠栄印刷株式会社よりかるた納品
10月14日 紅陵祭で「ボーダレスかるた交流‼」開催

企画概要

コロナ禍により拓殖大学特有とも言える国際交流の機会が少なかった為、「かるたの街」である文京区からヒントを得て、国際交流および拓殖大学の活性化を目的としたオリジナルかるたを製作し、紅陵祭で大会を実施した。製作にあたり、学生アンケートで集まった案をもとに拓殖大学の魅力や歴史について学べるかるたを検討。絵札は美術研究会、文字札は書道研究会が、印刷は卒業生が関わる印刷会社で環境に配慮した紙を用いて完成に至った。
かるた大会では紅陵祭来場者の他、留学生や教職員など、様々な方が一緒になって盛会裡に終えることができた。

かるた内容募集ポスター
かるた内容募集ポスター
かるた交流参加者募集のポスター
かるた交流参加者募集のポスター

活動の目的と目標

1.目的と背景
本活動は拓殖大学の学生を対象としています。新型コロナウイルス感染拡大により、拓殖大学特有の国際交流の機会が少なくなったと同時に、学生主体の活動も減少していると感じていました。そこで、かるた交流開催を通じて国際交流の機会を設け、学生生活を豊かにするためにこの活動を企画しました。かるたを取り入れた理由は、拓殖大学文京キャンパスに所在する文京区が競技かるたと非常にゆかりの深い、「かるたの街」であり、学生にも発信したいと考えたからです。
2.目標
 国際交流の楽しさを経験し、企画開催後には、大学生活で留学生に自分から話しかけることを目標とします。また、かるたを通して拓殖大学の知識を増やし、その知識を友人などに共有するなどして、今後の学生生活に活かしてほしいです。
協力者と企画メンバーは、学生自らが主体的・能動的に行動、参加して企画を実現し、何事にも挑戦する意欲、企画力、統率力、指揮能力など、これから社会に出て活躍できるような能力を養います。
数値目標
かるた内容募集アンケート回答数:60件
参加人数目標:30名
かるた交流開催日:10月14日(金)
※紅陵祭期間中

かるた交流中の淺川と川
かるた交流中の淺川と川
完成したかるたの箱、札
完成したかるたの箱、札

活動実績の報告

1.学生アンケート
期間:6月27日(月)~7月30日(土)
学生を対象に拓殖大学や大学生活に関するアンケートをポスター掲示、大学ポータルサイト、SNS、口頭伝達などを通して回答を募集しました。
ポスターはすべて手書きで作成し、合計20枚完成させました。ポスター作成で工夫した点は手書きで独自性を出した点。手書きにすることにより、印刷されたポスターよりも目がとまるように工夫しました。周りからの反応では、「気合が入っている」、「応援したくなる」と好印象でした。ポスターは文京キャンパスに10枚、八王子国際キャンパスに10枚掲示。SNSでは、個人のインスタグラムや様々なLINEグループで告知をしました。
アンケート内容は、大学のイメージ、大学の良いところを尋ねるものです。アンケートの回答目標値は60件、実際に集まった数は43件でした。回答数が目標の60件に達しなかった反省点として、活動内容に興味のある学生しか回答を得られなかったということが挙げられます。アンケートに答えてくれた方へ何かメリットがあれば、より多くの学生からの回答が期待できたのではないかと考えます。
ポスターを学内に掲示する際、職員の方に協力してもらい、学内の様々な場所に掲示することができました。このような点から、広く人脈を築くことの大切さを実感しました。
2.かるたの内容作成
期間:8月1日(月)~8月20日(土)
学生アンケートをもとに、美術研究会の協力者と企画メンバーでかるた内容の案を出しました。検討する上での注意点は、①拓殖大学のことを知ることができる内容か②節度を欠く言葉が使用されていないか、の2点です。学生アンケートだけではかるた内容の作成に必要な情報が足りず、拓殖大学についての書籍から情報を得て、かるた内容の案を出しました。工夫した点として、かるたで交流をするためグループワークに適した内容をかるたに取り入れた点です。

文字札
文字札
絵札
絵札
かるた交流中、パワーポイントを用いての説明
かるた交流中、パワーポイントを用いての説明

3.文字札・絵札・箱の制作
期間:8月22日(月)~9月27日(火)
協力者と企画メンバーでかるた内容を振り分け、制作にあたりました。注意点は、①かるたの内容に沿った絵になっているか②過激な絵ではないか③質素な絵ではないか、の3点です。絵札は個性を尊重するため、様々な絵柄、方法で描かれています。
4.参加者募集告知
期間:9月30日(金)~10月14日(金)
告知方法はポスター掲示、大学ポータルサイト、SNS、口頭伝達です。ポスター作成では、学生アンケートと同様にすべて手書きで15枚完成させ、すべて文京キャンパスに掲示しました。SNSも学生アンケートと同様に告知を行いました。大学ポータルサイトからの参加申込件数は11名で、さらに人数を確保するため10月14日(金)の開催日にチラシを配るなどして、参加者募集を行いました。

かるた内容を作成するために、拓殖大学に関する本からネタを探している川
かるた内容を作成するために、拓殖大学に
関する本からネタを探している川
左から川、加藤様(忠栄印刷会社)、淺川
左から川、加藤様(忠栄印刷会社)、淺川

5.「ボーダレスかるた交流!! 」開催
参加人数は26名、見学者は4名、計30名でした。見学の方用に椅子を置き、見学スペースを確保しました。
進行の順序は、始めに企画の経緯と目的、なぜかるたを使うのかを伝え、1回目のかるた交流では、絵札の内容を説明しながら進めました。2、3回目はかるたの説明なしで進めました。交流が終わった後、参加者全員で写真撮影をして企画終了。
かるたの説明やグループワークをはさみながら交流を行うことで、絵札の内容について会話して盛り上がり、参加者同士の交流ができていました。
6.企業との連携
 拓殖大学の卒業生が経営されている忠栄印刷株式会社と連携をし、かるたを印刷して頂きました。5月10日(火)から定期的な近況報告の連絡を行い、9月10日(土)、原稿を忠栄印刷株式会社へ渡しました。10月7日(金)に完成品4セットが納品。細めな近況報告により企業様との連携が円滑になりました。
また、かるたの紙はFSC®認証、PEFC認証の選択が可能となっており、古紙パルプ配合率70%保証、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」に適合しているという特長があります。忠栄印刷株式会社の手厚いサポートのおかげで、SDGsの15の目標に関連する、環境に優しいかるたを完成させることができました。

かるた「そ」の文字札
かるた「そ」の文字札
かるた「そ」の絵札
かるた「そ」の絵札

活動成果

1.反省点
 学生アンケート、かるた交流参加募集を行う際、ポスター掲示だけではなく学生に直接チラシを配り、活動を広めていければアンケートや参加者募集を増やすことができたのではないかと反省しています。
2. 活動を通しての気づき、身についた力
 「拓殖大学とSDGsを組み合わせてかるたを製作することで、遊びながらSDGsが身近にあることを知ることができた。」と参加者から感想をいただきました。また、かるたは対面だからこそ盛り上がれるコンテンツであるということに気づきました。
大学ポータルサイトからの参加者申込件数は11名でしたが、最終的な参加人数は30名。「目標の30名を達成させ、絶対に企画を成功させる」という想いから、開催当日にチラシ配りや口頭伝達を行い目標人数を達成できました。この経験から最後まで熱い気持ちで企画に取り組む姿勢、問題解決しようとする行動力が身につきました。
また、私たちの企画に対する熱い想いが参加者に通じて、本気で楽しもうとしてくれている姿が見られました。成功には企画者の最後までしっかりやり抜こうとする気持ちが大切だと気づきました。
また、周りと連携しながら協力する力が身につき、美術研究会とメンバーでそれぞれの得意分野を生かしながら、役割をきっちり決めることで順調にかるたを完成させることができました。 先を見通して計画を立てる力、約5か月間計画通りに実行することができ、忍耐力や実行力が身につき、併せて、先を見通して計画を立てることの大切さを知りました。ゴールから日数を逆算して余裕をもたせて計画を立てると、急な変更にも対応できることも学びました。
3.最後に
「ボーダレスかるた交流!! 」を企画するにあたり、何もかもが初めての試みでした。「かるたを本当に完成させることができるのか」、「参加者が集まらなかったらどうしよう」など不安な気持ちの中、周りの皆様の応援やサポートや、「頑張れ!」「応援してる!」といった声が、私たちの心の支えになり最後まで企画をやり通すことができました。活動に参加してくれた方、私たちと一緒にかるたを製作してくれた企業様と、美術研究会、私たちの活動を見守ってくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

交流後のアンケート
かるた交流参加者集合写真

会計報告

  • 活動資金 71,150円
  • 支出総額 58,351円
内 訳
項 目 小 計
消耗品費 ① ポスター製作用消耗品 7,249円
② かるた製作に伴う印刷費 40,000円
③ かるた製作に伴う雑費 2,145円
④ かるた交流に伴う消耗品 8,957円
合 計 58,351円
  • 活動資金 71,150円
  • 支出総額 58,351円
内 訳
項 目 ① ポスター製作用消耗品 小 計 7,249円
項 目 ② かるた製作に伴う印刷費 小 計 40,000円
項 目 ③ かるた製作に伴う雑費 小 計 2,145円
項 目 ④ かるた交流に伴う消耗品 小 計 8,957円
合 計 58,351円

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