2023年 8月24日実施

プラスチックゴミでSDGsアートを作って関心を広めたい

採用団体サステナPLASアート

企画名称みんなで作ろう!SDGsモザイクアートプロジェクト

対象活動海辺でプラスチックゴミの収集

参加人数4名

採用団体サステナPLASアート

企画名称みんなで作ろう!SDGsモザイクアートプロジェクト

対象活動海辺でプラスチックゴミの収集

参加人数4名

当日の実施内容

都立葛西臨海公園の西なぎさエリアにてメンバーたちがプラスチックのゴミ拾いを行いました。暑いなかゴミを集め、海辺のクリーン活動を行いました。集めたプラスチックゴミは、紅陵祭でボードに貼り付けるアート作品の材料にします。

この日の活動

集まったメンバーは公園のスタッフから、ゴミ拾いのための道具を借りて出発しました。葛西臨海公園ではゴミ拾いのイベントなどを頻繁に行っており、バケツやトングなどを借りることができます。メンバーは砂浜を歩きながら、プラスチックを見つけると拾い集めていきます。残暑の厳しいなかでの活動はなかなか重労働。休憩を取りながら進めていきました。プラスチックゴミは、大きな塊というよりも細かくくだかれたものが多く、メンバーはかがんで砂を払いひとつずつ手で拾っていきました。
ただ、プラスチックは小さくなっていても、カラフルな色はそのまま。赤や青、緑など人工的な色は良くも悪くも色あせていません。小さなかけらも砂のなかにあると目立つもの。色を頼りにゴミを探していきます。そうやって探しながら砂浜を歩いていると、カラフルなプラスチックのかけらは意外と多く見つかります。1時間弱で、バケツの底が見えなくなるくらいのゴミが集まりました。集めたゴミはカラフルで、おもちゃ箱のようにも見えます。何かの部品や割れた破片なども多く、とがっているものも。知らずに踏んでしまうと危ない形状もありました。

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商学部 経営学科 3年
サステナPLASアート
代表 丸山 武晃

活動を始めたきっかけ

もともと高校でSDGsについて学ぶ授業などを通して、ゴミ問題には関心がありました。プラスチックゴミからリサイクルなど違うものに生み出すことができたらと考えていました。ゴミとアートを結び付けることに関心を持ったのは、昨年の夏に、長坂真護さんというアーティストの作品を見たときです。彼はガーナのスラム街に集積した廃棄物を使ってアート作品を作っているのですが、言葉だけでは表せない訴えが伝わり、心をつかまれました。アートはSDGsに直接関係がないと思われがちですが、深刻な現状や問題を伝えられる力があると知りました。ゼミでSDGsに関する取り組みを行うとなったとき、これなら自分たちでもできるのではないかと考えたのがきっかけです。

これまでの活動を
振り返って

海洋プラスチックゴミ問題の観点から、海辺でのゴミ拾いをしていますが、都内からは場所が遠くなるため来るのが大変だったり、メンバーもなかなか集まれなかったりという大変さはあります。また、細かくくだかれたゴミが多く、なかなかアートの材料に適したサイズのものが集まらないという点も難しいです。
意識の変化は大きく、海だけでなく普段から街中でも積極的にゴミを拾うようになりました。この活動を始めてから街を見ると、思ったよりもゴミにあふれているのだと気付きました。プラスチックよりは紙ゴミなどが多いですが、見えていなかっただけで汚れているのだと思うようになりました。

今日の活動を
振り返って

1時間弱でもかなりの量が集まりました。ゴミ拾い活動は葛西臨海公園では3回目です。この日はゼミの友人も参加してくれました。どうしても人海戦術になるため、ゼミのグループLINEで手伝いを募集し、人数を集めて活動しています。今後は湘南や、茅ヶ崎の海辺でも活動を行う予定です。太平洋側ではあまりないですが、日本海側では海外からの漂着物などもあり、ゴミ問題は深刻です。いつかそちらでも活動を行いたいです。

今後の活動予定や抱負

紅陵祭ではプラスチックゴミからアート作品を作るワークショップを行います。ボードに拾ったプラスチックゴミを好きなように貼り付けてもらい、アート作品を作ります。ボードの裏面には作成者の名前を書き、誰もがSDGsアーティストになれるような仕組みです。発表ではシャーレに模擬砂浜を作って展示予定です。実際に砂浜ではどのような状態でプラスチックゴミがあるのか、子どもたちでも分かりやすくしたいと考えています。

ゴミを拾っただけだとまだゼロになっただけ。ビジネスや大きなムーブメントにするにはそこからなにか価値をつけプラスにしていかなければならないと思っています。そのためにも、SDGsアートという別のものを生み出したいと考えています。
芸術作品を作るのは今回が初めての試みですが、もともと見るのはとても好きです。準備などは大変ですが、まずは少しでもSDGsアートに関心を持ってもらい、広めていければという思いで活動をしています。

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