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生分解性プラスチックの認知拡大と新たな可能性の提案

MTP(Milk To Plastic) 代表:竹縄 みずき(商学部 経営学科 3年)

企画概要

私たちはプラスチック問題の改善策として生分解性プラスチックというものがあることを知りました。
生分解性プラスチックには様々な種類がある中で、牛乳の大量廃棄問題の改善にも繋がるとの思いから、牛乳に含まれるカゼインを利用するカゼインプラスチックに着目しました。生分解性プラスチックの認知拡大と、石油を原材料とする従来のプラスチックとは異なる環境にやさしいプラスチックを使用してもらうことを目標に活動します。

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どのようなチャレンジをするか

メンバー共通の問題意識としてプラスチックゴミの廃棄問題があります。そこで、解決するための取り組みを調べていたところ、生分解性プラスチックの存在を知りました。既存のプラスチックに比べ、製造から廃棄までの工程において二酸化炭素の排出量が低いことや、昆布やでんぷんなど自然由来の材料で作られていることなどの地球に優しい点が魅力です。さらに調べた結果、牛乳から作られるカゼインプラスチックの存在に辿り着きました。現在、学校給食の牛乳で余った分は、調理室の排水口からグリストラップを通して下水道へ廃棄されています。カゼインプラスチックはそのまま土に還すことができるため、牛乳の新たな処理方法の提案になるのでは?と考え、この活動を企画しました。私たちは、カゼインプラスチックの認知を拡大させることによって、プラスチックゴミの廃棄問題に留まらず牛乳の大量廃棄の改善にも繋がると考えています。
生分解性プラスチックの認知拡大のため、カゼインプラスチックを取り扱っている企業へ取材を行うなど、まずは私たち自身が本問題を取り巻く現状への理解を深めます。そして、カゼインプラスチックを使ったアクセサリーを制作し、紅陵祭での展示・販売と併せて、来場者の方へ啓蒙ポスターやリーフレットの配付、アンケートの実施も予定しています。さらに、これらの活動をSNSで発信していくことで牛乳とプラスチックの新たな可能性を提示し、生分解性プラスチックをより多くの消費者にとって身近なものにしたいと考えます。1人でも多くの消費者がSDGsに関わるきっかけを作ることで、認知拡大に繋げる狙いです。
この企画のゴールは、消費者が既存のプラスチックから生分解性プラスチックを使用し、また企業が生産素材を生分解性プラスチックにシフトチェンジし、更に多くの消費者が利用するようになるという持続可能な生産・消費構造を構築することです。社会イノベーションを起こすことの第一歩として、具体的な数値目標は、紅陵祭でのブースの来場者数が200名、インスタグラムのフォロワー、投稿リーチ数を150名としています。

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期待される成果

牛乳の新たな可能性を提示することで、大量廃棄問題の改善、畜産業の方の収入向上に伴う労働環境の改善、企業の新規ビジネスへの参入が期待されます。また、生分解性プラスチックが普及することで、持続可能な消費構造を構築し、一人ひとりがSDGsとの関わりを簡単に作ることができます。数値目標は、紅陵祭で行うワークショップの来場者数200人、インスタグラムのフォロワー、投稿リーチ数150人と設定しているので、達成できれば100人を超える方に生分解性プラスチックの認知を広める、SDGsとの関わりを訴求できると考えます。

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スケジュール

2023年7月~2023年10月29日

7月中 企業・行政の方にアポイントメントを取る
8月7日~10日 企業に取材訪問(確定済み1社の他に複数社への取材を予定)
8月17日、18日 カゼインプラスチックの試作
10月27日~29日 生分解プラスチック製品の販売・展示

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メンバー一覧

氏名 学科 学年
竹縄 みずき 経営学科 3年
佐藤 誠 国際ビジネス学科 3年
岡 旭 経済学科 3年
常木 桃英 国際ビジネス学科 3年
山田 大晴 経営学科 4年
山岡 航 経営学科 4年

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