農と学のマルシェ北海道と東京をつなぐ~

  • 団体名 北の恵みプロジェクトチーム
  • 代表者 商学部 国際ビジネス学科 4年 脇 優翔

活動記録

2023年4月19日~11月11日
4月19日 北短・JAFとのZoomの会議初開催
(毎週水曜日Zoomにて定期会議実施・隔週で学生のみの会議も実施)
5月17日 4つの係にチーム分け(広報・装飾・経理・企画)、北短と遠隔の課題であるコミュニケーション問題を解決するためにそれぞれのメンバーをリーダー・副リーダーにすることで、気軽に話せる環境の構築を行う。
7月26日 Toyota Mobility Tokyo 有明店(TMT)初訪問(挨拶・店舗見学)
・JAFの会議室で対面と遠隔のハイブリッドのZoom会議を実施。
8月9日 北短の紹介動画の制作に取り掛かる・TMT有明店の店長からアドバイスをいただく。
8月23日 イベントの開催日を本決定・予約制イベントの内容を話し合う。
8月30日 紅陵祭における教室展示の内容が決定。米俵体験学習は断念。
9月6日 予約制イベントのやさいクイズスタンプラリーの内容を話し合う。
9月13日 米俵の展示学習が本決定。白米は売らず、黒米とレトルトカレーを売ることに決定。
10月28日 紅陵祭1日目
10月29日 紅陵祭2日目
11月10日 イベント前日準備
11月11日 イベント当日
毎週水曜日 Zoomにて定期会議の実施

企画概要

拓殖大学北海道短期大学(以下:北短)と商学部が協力し合い、ワンチームで紅陵祭と有明にて拓殖大学の魅力を発信するイベントを開催します。農業に関するクイズラリーや野菜の販売、米俵の展示、北短の紹介動画をとおしてSDGs目標15の「陸の豊かさを守る」ことの重要性について小さな子どもから大人まで幅広い人々に理解を深めてもらい、考える機会を提供します。

活動の目的と目標

1.背景
  拓殖大学は八王子と文京にキャンパスがあり、八王子国際キャンパスと北短は大学のプログラムで交流する機会がありますが、文京キャンパスと北短は交流する機会が少ないです。そのため、北短から文京キャンパスに編入を考えている学生は文京キャンパスの雰囲気や授業内容、どんなゼミナールがあるかなど、わからないまま編入しなければなりません。そこでひとつの目的を持ち、交流することでお互いを知るきっかけ作りをしたいと考えました。
2.目的
   交流する上で本企画の大きな目的は、「北短の学生が作った農作物をできるだけ多くの人に手にとりやすい価格で食べてもらい、SDGs目標15の『陸の豊かさを守る』を考える機会にする」ことです。さらに、長尾教授より紹介いただいたJAFさんやTMT有明店さんといった外部の企業とも連携することで目的の達成に向けて活動をしました。
3.目標
 イベントでの目標を来場者数300人(150世帯)、販売数50世帯とする。これはイベントを行うTMT有明店の店長からお話を伺い、普段の来場者数より設定。また、学生が密にコミュニケーションをとることで遠隔でもチームとしての働きを意識する。

接客の様子
接客の様子
クイズスタンプラリー
クイズスタンプラリー

活動実績の報告

1.イベントに向けての準備期間
  (1)Zoomによる定期会議(毎週水曜日・隔週で 学生のみとJAFさん参加の会議を実施)
北短と文京キャンパスの学生が離れた地に住んでいるため、Zoomを用いて毎週水曜日に1時間程の会議を実施しました。コミュニケーションを円滑に進めるために北短と文京の学生をそれぞれ広報・装飾・経理・企画の4つに分担しました。
(a)4つの係の活動内容
広報は、イベントに向けた情報発信を目的とし、Instagramの運用を行いました。また、イベントの1週間前には会場近くの有明駅などでチラシ配布を行いました。当日はJAFの方と協力をしながら、会場の周辺での呼び込みやチラシ配布を行い、集客に大きく貢献をしました。紅陵祭とイベント会場で流した北短の紹介動画も制作しました。
装飾は、紅陵祭とイベントに向けた模造紙・POPの制作を行いました。そしてイベントに際しPOPを現地で制作し、売り上げに大きく貢献をしました。
経理は、販売する農作物の値段を決めるにあたり、会場周辺のスーパーマーケットや商業施設に実際に足を運び、市場調査を行いました。また、本企画の予算の管理も行いました。
企画は、予約制イベントを0から立ち上げ、スタンプラリーの配置をチームで話し合い決めました。4つの係は密なコミュニケーションを取り、イベントに向け協力して活動をしました。
(2)前日準備(11月10日)
イベントの前日には大学で野菜の袋詰めやスープカレーセットの装飾、POP制作などの準備を行いました。また、袋詰めした野菜や掲示する模造紙を車で運ぶ搬入作業を行いました。
2.紅陵祭(10月28,29日)
 紅陵祭では2日間で65人の方にご来場いただくことができました。教室展示では、動画とミニ米俵を用いて北短の紹介を行うほか、本企画や有明のイベントの告知を模造紙9枚にまとめ、展示しました。「北短のことを初めて知った」、「学生が作った野菜が気になる」など多くの感想をいただくことができました。
3.有明店のイベント(11月11日)に関して
 イベントでは農作物の販売と野菜クイズスタンプラリーを実施しました。農作物の販売では、東京の暑さで人参の状態が悪くなり、売り物にできないことから販売をやめ無料配布に切り替えました。また、北短の玉ねぎが暖冬の影響で出荷できないという問題に対しては北短の卒業生で玉ねぎ農家を営んでいる朝山農園さんを北短の田中学長から紹介してもらい、玉ねぎを提供していただきました。主に販売した農作物は、人参30kg(無料配布)・じゃがいも50kg・玉ねぎ50kg・スープカレーセット60セット・レトルトカレー50個・黒米50パック・かぼちゃ20kgを店舗の室内外で販売しました。さらには、スタンプラリーも室内外で実施しました。

呼び込みの様子
呼び込みの様子
作物販売の様子
作物販売の様子

4.企業との繋がり
 JAFさんからは、イベントの企画段階から会議においてアドバイスをいただくなど、社会人の視点からご支援がありました。当日も、集客にご協力いただき、イベントを盛り上げてくださいました。TMT有明店は店長を始め、多くの従業員の皆様が要望に対して広く温かい心で対応いただき、当日参加した学生全員がイベントを楽しく終えることができました。また、JAF・TMT有明店のどちらも集客のためのイベントを実施してくださったことで歩く人の目に留まり、来場に大きくつながったと考えます。この多大なるサポートなしではイベントを成功させることはできなかったため、心より感謝を申し上げます。

屋外販売
屋外販売
JAFの車輌
JAFの車輌

活動成果

1.目標数値の達成度
 TMT有明店でのイベントで販売数75世帯を突破し、目標である50世帯を超えることができ、イベントで出品した野菜は全て完売することができました。予約イベントのクイズラリーでは10組に参加していただき、「楽しかった」「知らないことを知れた」と親子から感想をいただくことができました。野菜販売とクイズラリーをとおして野菜の知識、魅力を学んでもらうと同時に拓殖大学の宣伝もすることができたと思います。文京キャンパスと北短との交流ではZoom会議の終了後に残っている人で雑談をしながら、ゼミナールの話や授業の話をすることができました。文京キャンパスの学生も北短について知ることができ、北短の学生も編入後のイメージがしやすくなったと感想がありました。イベント当日には、3人の北短の学生も参加し、俵の説明やクイズラリー中心に文京キャンパスの学生と一緒に行うことで今後の交流の大きな一歩となったと思います。
2.身についた力
  1番身についた力は対応力だと思います。北短の学生とは簡単に会うことや連絡をとることも難しい中で、できることを各自で探して行動に移せていたと思います。販売予定の人参が売れなくなったり、玉ねぎが入荷できなくなったりとイベントに直接関わる大きな問題が発生した際にも、文京キャンパスの学生と北短の学生が一緒に考え、人参は状態を説明しながら無料で配り、玉ねぎは北短の卒業生の農家の方から購入するなど多くの問題に対応し、社会でも活用できるような対応力を身につけることができたと思います。
3.反省点
企業の協力があり成功しましたが、目標の来場者数の設定と予約イベントの人数設定をもう少し考えるべきでした。イベントまでのリサーチが足りず、チラシ配りも日数を増やせばよかったと考えています。北短との交流では基本的にZoomでしか行わなかったため、夏休みなどに予定を立てて、学生同士で対面で会うことをすればよりスムーズに話し合うこともできより良い交流になったと思います。

集合写真
集合写真

会計報告

  • 活動資金(支給額) 220,000円
  • 活動経費(支出額) 230,985円
  • 残金 △10,985円
内 訳
項 目 小 計
消耗品費(文房具代・スープカレーの素・袋・野菜・スタンプラリー用品代など) 90,890円
旅費交通費(羽田空港ー旭川空港(往復分)) 101,540円
印刷製本費(チラシ・活動資料) 22,935円
各種送料・手数料 15,620円
合 計 230,985円
イベントに係る収入
項 目 小 計
農作物販売・イベントなど 88,700円
合 計 88,700円
  • 活動資金(支給額) 220,000円
  • 活動経費(支出額) 230,985円
  • 残金 △10,985円
内 訳
項 目 消耗品費(文房具代・スープカレーの素・袋・野菜・スタンプラリー用品代など) 小 計 90,890円
項 目 旅費交通費(羽田空港ー旭川空港(往復分)) 小 計 101,540円
項 目 印刷製本費(チラシ・活動資料) 小 計 22,935円
項 目 各種送料・手数料 小 計 15,620円
合 計 230,985円
イベントに係る収入
項 目 農作物販売・イベントなど 小 計 88,700円
合 計 88,700円

企画書、レポート

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