地方創生プロジェクトIN山梨
~モモとブドウで繋ぐ未来~

  • 団体名 山梨プロジェクトチーム
  • 代表者 国際学部 国際学科 2年 佐藤 渚
  • 参加メンバー人数 30名

実施スケジュール

2019年5月18日~10月19日
5月18日 桃、ブドウの栽培を学ぶ
6月29日 桃、ブドウの栽培を学ぶ 山梨県立大学でイベントの打ち合わせ
7月22日 拓殖大学にてプレゼンテーションの打ち合わせ 電話でShortLegs様と打ち合わせ
8月3日 山梨県立大学にて打ち合わせ
8月31日 拓殖大学にてプレゼンテーションの打ち合わせ
9月10日 拓殖大学にて最終確認
9月11日 マイナビイベントNEXT AGRI PROJECT2019にてプレゼンテーション
10月19日 紅陵祭にて中間報告

実施内容・成果

 現在、山梨県で耕作放棄地が問題になっているという現地の方の声を聞き、問題に取り組みながら山梨県の活性化につながる活動はできないかという学生の小さな思いから始まったプロジェクトです。当プロジェクトは学生の力で耕作放棄地にモモ、ブドウの栽培を行いビジネスにつなげることを最終目標としています。今回、学生チャレンジ企画では基盤となる栽培方法の習得とプロジェクトをもっとたくさんの方に知っていただくことを目的に活動を行いました。
【モモとブドウの栽培法の習得】
 山梨県のプロ農家であるShortLegs様のご協力をいただき実際にモモとブドウ農園で活動させていただきました。毎月山梨県に足を運ぶ予定でしたが、日程調整がうまくいかずに合計二回の活動となりました。
 桃農園ではよい品質の桃を作るための摘蕾作業、桃を虫から守るための袋掛け作業、モモに色を付けるための袋除作業、モモの色付きをよくするための反射シート敷きを学びました。ブドウ農家では摘粒作業を中心に教わりました。また、ブドウの詳しい説明をしていただきました。
実際に作業をしていく中で果実を育てることがこんなにも手間暇がかかり、繊細な作業が多いということを実感し、おいしいものを作るにはそれだけの努力と時間、労力が必要だということを身に染みて感じました。また、プロの農家の方から作業工程を教わるだけではなく農家として働くということについて生の声を聞くことができ、とても貴重な時間を過ごすことができました。農業コース生にとっては果樹という新しい分野を学ぶことで将来の選択肢も大きく広がり、今後の授業でも大いに生かすことができるはずです。

摘粒作業の様子
モモ農園 摘蕾作業の様子

【マイナビイベント NEXT AGRI PROJECT】
 今回、マイナビイベントNEXT AGRI PROJECTに参加し、三つの活動を行いました。まず一つ目はプレゼンテーションです。Power Pointを作成し約60名の農業関係の企業、学生が集う中、登壇させていただきました。我々からの視点と経験から皆様にお話しすることができたので我々の思いを大いに伝えることができたのではないかと思います。二つ目はブースでのプロジェクト説明と資料の配布です。プレゼンテーションを見て興味を持ってくださった方々が直接ブースへ足を運んでくださった際にはパンフレットを使用しながら説明を行いました。三つ目はブドウ棚の作製です。ブドウ棚というのは本物のブドウを使用しブドウがなる様子を再現したものになります。ブドウ棚を設置することで実際に栽培している様子を目で見て実感していただけるため私たちの活動をより理解していただけました。
今回マイナビイベントに参加し、とても貴重な経験をすることができました。農業にかかわる多くの企業、学生が一度に集うイベントというのは初めての体験であり、様々な視点からお話を聞けたこと、様々な農業のあり方があるということ、農業にはまだたくさんの可能性が秘められていることを実感しました。また、大きな舞台を自分たちで作り上げ、多くの方に聞いていただき、興味を持っていただけたことは今後活動を行っていく中で大きな糧になります。

マイナビイベント NEXT AGRI PROJECTの登壇の様子
ShortLegsさん、山梨県立大学の皆様との集合写真

【活動費について】
 今回、活動を行っていく中で参加イベントの変更と栽培を学びに行く回数が減ってしまいました。よって残高68,220円を大学へ返金いたします。

マイナビイベント NEXT AGRI PROJECTぶどう棚製作の様子
マイナビイベント NEXT AGRI PROJECTのぶどう棚での撮影

活動を終えて

 今回の活動での反省は二点挙げられます。まず一つ目に全体への共有が不十分であったことです。私たち学生内でもプロジェクトの理解度の差が生まれてしまったがために進行状況などを把握しきれずにスムーズに物事を進めることができませんでした。全体への共有やプロジェクトの進行状況を頻繁に確認することができていたのならばこのような問題は生まれなかったと考えます。また、SNSでの情報共有ではなく口頭での状況共有が大切であるということを学びました。
 二つ目に日程調整です。当プロジェクトは山梨県のプロ農家であるShortLegs様と打ち合わせ山梨県立大学の皆様の協力が必要不可欠であるため日程調節には苦労しました。農家の繁忙期やテスト期間にかぶってしまうことが多くあったため予定よりも山梨県を訪れることができませんでした。日程調整については早くからの行動を心掛けることと当日に少しでも時間を抑えられるような工夫をすべきであったと痛感しています。
 しかし、このような反省点もありながらも竹下先生、ShortLegs様、山梨県立大学の兼清先生、学生さんのおかげもあり無事にイベントを終えることができました。今回の活動を通じて情報共有の重要さやメンバー内でのコミュニケーションをしっかりとること、早めの行動を心掛けることが大切であることを学ぶことができました。
 最後に今回私たち「地方創生プロジェクトIN山梨~モモとブドウで繋ぐ未来~」に携わってくださったすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。私たちの活動はこれから先も次世代に受け継ぎ、山梨県の問題解決の手助けになれるよう努力してまいります。学生ならではの発想力や行動力を盾に一生懸命活動してまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。

会計報告

  • 活動資金 100,000円
  • 支出総額 31,780円
内 訳残金 68,220円
項 目 小 計
印刷製本費 イベント当日 配布資料 20,000円
交通費 ShortLegs様と打ち合わせ イベント当日 11,780円
合 計 31,780円
  • 活動資金 100,000円
  • 支出総額 31,780円
残金 68,220円
内 訳
項 目 印刷製本費: イベント当日 配布資料 小 計 20,000円
項 目 交通費: ShortLegs様と打ち合わせ イベント当日 小 計 11,780円
合 計 31,780円

報告書、レポート一覧

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