デザインの力で地域の方々を笑顔に!
採用団体CDS(Community Design Supporters)
企画名称八王子市館ケ丘団地の自治会を支援するデザインプロジェクト
対象活動シャッターアート 本制作
参加人数CDS(Community Design Supporters) 7名
八王子市館ケ丘団地の自治会を支援するデザインプロジェクトで採択されたCDS(Community Design Supporters)のメンバーが、八王子国際キャンパスのそばにある館ケ丘団地で「シャッターアートの本制作」活動を行いました。この活動は、高齢化が進む館ケ丘団地をデザインの力で活性化することを目的に活動を行っています。 この日は、空き店舗の団地商店街のシャッターに絵を描く活動を行いました。 6月中旬から毎週水曜日に、デザインコンセプトの設定やアイデアスケッチを作成し、団地自治会の方々と打ち合わせを重ねてきました。
本制作までの流れ
自治会へのアイデア提案
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自治会の意見を踏まえた試し書き
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試し書きに対する住民の評価を踏まえた再度の試し書き
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本番の制作(自治会の活動内容がわかるアイコンを描く)
シャッターは、凸凹があるため、材料や方法を何回も試行錯誤しながら本番の制作を迎えました。今後、地域の方が誰でも描けるように、素材を工夫したり、型を用意して再現性を高めたりしています。今回制作したシャッターは自治会事務局のもので、呼び水としての実施です。これから、団地住民の評価を聞きながら、URが管理する空き店舗のシャッターにも制作できよう、プレゼンテーションしていく予定です。 団地の人々の笑顔をつくるCDSの活動は、さらに彩り豊かに続いていきます。
館ケ丘団地自治会
副会長
村上 浩一氏
事務局長
塚田 賢一氏
協働のきっかけについて
昨年、地域食堂の立ち上げグループがお手伝いを頂いていました。今年度に入り学生さんから「自治会で困っていること」のインタビューを受けました。以前から、商店街を活性化するための方法に苦慮しており、空き店舗のシャッターを活用して賑やかに何かできないかと相談したことがきっかけです。
拓大生の印象
昨年度の地域食堂でも真面目に一生懸命取り組んでいただき、とてもありがたいです。チームがしっかりしているので、安心して任せることができます。 年間の活動のテーマも明確なので、我々とのやり取りもスムーズに進みます。
今後の期待
持続的に交流を続けて、一緒に地域を盛り上げていきたいと考えています。 大学には知の集積がたくさんあると思いますので、いろいろなことに取り組めたらいいなと考えています。 グローバルな時代ですが、まず足元の地域の魅力を知って、感じて、世界に発信していってほしいなと思います。
工学部 デザイン学科 4年
CDS(Community Design Supporters)
代表 加藤 岳大
活動を始めたきっかけ
CDSの先輩が、「たてキッチンさくら」という館ヶ丘団地内の食堂の開設に携わっていたので、その活動を引きついでいました。自治会の方々とやり取りしていく中で「自治会の悩みや課題」を教えていただき、地域活性化につなげていけないだろうかと、今回の活動を始めました。
これまでの活動を振り返って
シャッターに描くという経験が今までなかったのでとても苦労しました。 デザイン学科の所属なので、メンバーそれぞれアイデアはたくさん出ます。しかし、それをシャッターに描くときに、壁にぶつかりました。アイデアが出ては描いて、を繰り返し、ようやくここまでくることができました。今後、団地や地域の人々に参加して頂くために、型紙の扱いやすさやアイコンの描きやすさを意識しています。
今日の活動を振り返って
これまでの約2カ月間のプロセスがやっと終わって、単純にホっとしています。描いていると、まわりを通った方々から「すごいきれいだね!」や「いいね!」、逆に「もうちょっとこうした方がいいんじゃない?」など感想をいただいたりして、地域の方々と一緒につくりあげてきたようで、とてもうれしいです。
今後の活動の予定と抱負
今回は、シャッターの右側を描くことができたので、左側は団地の皆さんにも参加してもらい、また同様の活動を増やしながら、団地を華やかにしていきたいです。